ふれあいvol82
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量から、今後は年々増えていくと期待しています。は「他の人に譲渡しない」などの知事の長崎幸太郎です。県産桃・ブドウの新しい楽しみ方をTikTokで紹介しています!生産拡大でブランド化全国へのPRがスタートを利用して色づけします。一房にまんべんなく着色させる作業は難しく手間もかかります。しかし、県担当者は「2023年度までに県内のブドウ農家に約1万5000本の苗木を供給しましたが、 “もっと供給してほしい”と言われています。かなり期待感が大きい」と話します。新たな“山梨ブランド”として全         農業3解してもらわなければなりません。国に認知されるためには、多くの人に食べてもらい、美味しさを理そのためには、“まとまった量”の“高品質”なブドウを安定して出荷できる体制を整える必要があります。しかし、ブドウが持つ本来の特性を十分出せるまでには最短でも5~6年かかるため、これまでは生産量が少なく、地域の直売所など限定されたところでしか販売できませんでした。そこで県はJA全農やまなしなどと連携してオリジナル品種の生産拡大に取り組む「山梨県オリジナル品種ブランド化推進会議」において、苗木の計画的な配布や栽培の指導などを一括して行うことで早期の産地化を目指しています。これらの取り組みを継続することで、昨年3・7トンだった出荷生産拡大を進める一方で、こうしたオリジナル品種は、希少価値を保ち、高い価格を維持することも重要で苗木の管理を徹底し栽培を県内に限定する必要があります。苗木を生産者が購入するときに取り決めを定めた誓約書を提出してもらい、県外への流出を防いでいます。収穫量の増加とともに、サンシャインレッドのPRが本格的にスタートしました。長崎幸太郎知事が直接関東・関西の主要市場を訪れて関係者に向けてアピールしています。ブドウ市場の5割超を緑色のシャインマスカットが占める中、赤色のサンシャインレッドが加わります。並べて箱詰めすれば見栄えが良く、購買意欲の向上が期待できます。さらに、県では新たな黒系ブド緑・赤・黒3色の皮ごと食べられるブドウが並ぶ光景が見られるかもしれません。ウの開発も進めています。将来はもっと読むHIGH QUALITYYAMANASHI[問い合わせ先]販売・輸出支援課 TEL 055-223-1602 FAX 055-223-1599サンシャインレッドとは「シャインマスカット」と山梨県で育成した赤系ブドウ「サニードルチェ」を掛け合わせた、県のオリジナル品種。15年にわたる厳しい選別を繰り返し開発された。2022年1月に品種名「甲斐ベリー7」が品種登録され、2023年8月に「サンシャインレッド」の名称が商標登録された。糖度が19度程度と高く、種なしで皮ごと食べられるのも特徴。

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