ふれあいvol76
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 計画を策定する中で、ヤングケア充実させてほしいといった直接的な支援を求める声が寄せられました。た家事や家族のケアを代わりに行うラー本人や家族から、ケアのサポートや家事支援などを公的サービスで そこで県は、こうした声に応えるため、家事支援などのサービスを提供するモデル事業を今年度実施します。掃除や買い物、食事の準備といっの専門職の方が連携して支援するための当時を振り返ると、周囲に頼れる大人が 1月から、県ヤングケアラー支援アことで、ヤングケアラーが一時的にします。このモデル事業の効果を検証した上で、今後、本格的な導入を軟に対応することで、ヤングケアラー進めていきます。県のヤングケアラー支援の詳細はこちらから談窓口や、ヤングケアラーが互いに悩みを共有する場であるピアサポートが始ま 私は支援アドバイザーの立場として、の選択肢は無数にあることを子どもに発に支えていただきたいと思います。【問い合わせ先】 子ども福祉課 TEL 055-223-1457 FAX 055-223-1509ドバイザーとして、市町村や学校、地域つなぎ役などを務めています。 そんな私も、難病の母を中学3年の頃からケアしてきた元ヤングケアラーです。最初は何気なく母を手伝うことからケアが始まりましたが、病状は年々重くなり、病院の付き添いや夜中におぶってトイレに連れていくなど、負担が増えていきました。高校の授業中に寝てしまったことや、一度は大学進学を諦めたこともあります。周囲に同じような境遇の友人がおらず、日々悩む生活が続きました。いて相談できる環境があれば、1人で悩まずに済んだのではと感じています。 「ヤングケアラー」という言葉が少しずつ社会に浸透し、山梨でも認知度が上がっています。3月からはSNSの相り、ヤングケアラーが相談できる環境が今まで以上に充実しました。元ヤングケアラーの経験を生かし、支援信していきます。県民の皆さんも、ヤングケアラーについて正しく理解し、一緒休息する時間(レスパイト)を確保目指していきます。 県では、家庭の状況やニーズに柔本人とその家族に寄り添った支援も家庭の声に応える新たな取り組みヤングケアラーについて正しく理解し、一緒に支えていきましょうユーチューブ幅広い世代への広報YouTubeやTikTok、テレビなどによる広報や、ヤングケアラーによる学校訪問など、対象別にわかりやすく発信。啓発イベントの開催元ヤングケアラーと共に、今できることを話し合う「山梨コネクトヤングケアラーLIVE」などを開催。相談窓口の設置24時間対応可能な電話相談窓口に加え、新たにSNSの相談窓口などを設置。ピアサポートの実施ヤングケアラー同士が集まって悩みを共有し、話し合える場を提供。学校に配布した啓発カードヤングケアラー・コーディネーター養成講座の実施関係機関のつなぎ役として支援の中心的な役割を担う人材を育成。支援者研修の実施ヤングケアラーを直接支援する市町村、学校職員、介護・障害福祉サービス事業者などの職員への研修を実施。ヤングケアラー支援アドバイザーの配置関係機関への活動支援や相談対応など支援体制全体をマネジメントする人材を配置。ヤングケアラー支援ネットワーク会議の開催有識者や支援者で構成する会議を設け、支援の包括的な仕組みづくりを検討。90120-189-783知る寄り添うヤングケアラー支援の主な取り組み育てる連携する全国初 ヤングケアラー支援計画を策定県ヤングケアラー支援アドバイザー一般社団法人ヤングケアラー協会代表理事宮﨑 成悟さんヤングケアラー支援計画とは?基本理念全ての子どもが夢に向かって挑戦できるやまなし〜気づいてつながろう 山梨コネクトヤングケアラー〜

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