ふれあいvol.73
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 「医療機器産業技術人材養成講座」では、医療機器の開発に必要な知識なプログラムを展開しています。そこで、法的な規制を学びつつ、医学の基礎、機器の設計・試作、製造でいきます。 医療機器産業は山梨のものづくり企業の高度な技術が生かせる有力な分野です。や技術を身に付け、医療機器分野への進出や産業の発展につながる多彩 医療機器は人の命に関わるため、法律による厳しい規制があります。販売に至るまでの一連の流れを学ん院や工学部との連携です。医師から発において大切な「医療現場のニーズ」をヒアリングします。また工学部の教員のサポートを受け、試作品のは難しいことですが、講座がきっかけとなり特許取得・製品化に向けいくことを期待しています。 構想の実現には、本県独自の取り全国首位の静岡県との連携も欠かせ医療分野の質の向上や地域経済の活性化を図るため連携協定を締結しま療機器の研究開発に取り組む静岡県に山梨県内の7市町が加わりましの医療機器といった両県企業の特徴や強みを生かし、医療機器の共同開拡大、展示会への出展など、県境を組みだけでなく、医療機器生産額でません。令和元年12月には、両県のした。また、令和3年4月からは医の「ふじのくに先端医療総合特区」た。山梨のロボットや半導体、静岡発やマッチングをはじめ、両県のネットワークやノウハウを生かした販路越えた連携に取り組んでいます。 県内の医療機器産業の振興には、医療や教育、金融、行政などさまざまな関係機関と協力し産業の底上げを図る必要があります。 県では、山梨大学と連携した社会人技術者向けの人材育成プログラムや県境を越えた産学官金の交流などに取り組んでいます。 山梨大学の強みは、医学部附属病は手術などで医療機器を使っている映像を見て学ぶ講義のほか、製品開の製作実習も行います。製品を作るて動き出している例もあります。 医療機器産業は市場規模が大きく、今後も成長が予想されており、ニーズの高まりも期待できます。構想を進める中で「山梨オリジン」と言える製品が生み出され、産業が大きく発展して その結果、令和3年度には静岡県談が寄せられ、両県で共同開発につながるなど、着実に成果が表れています。の企業などから100件を超える相幅広い連携で医療機器産業の底上げを目指す産業の発展を担う人材を育成静岡県との連携強化4医療機器シミュレーターを使った実習県外で行われた展示会に静岡県と共同で出展静岡県との連携協定南アルプス市甲府市昭和町中央市富士河口湖町富士宮市御殿場市富士市長泉町清水町沼津市追加地域大月市富士吉田市小山町裾野市三島市函南町伊豆の国市伊豆市山梨大学融合研究臨床応用推進センター特任教授 博士(工学)野田 智秀 さん「ふじのくに先端医療総合特区」に追加された地域

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