ふれあいvol.73
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 「まずは県民の生命を守る」を合い言葉に、早期発見・早期治療を基本とし、感染拡大防止に不可欠な検査については対象者の拡大や検査能力の拡充を図り、医療提供体制については全ての患者へ症状に応じた対応ができるよう、病床や宿泊療養施設を確保してきました。 また、感染の規模が大きくなる度に対応を進化させ、第5波や第6波の中で構築した、自宅待機者や自宅療養者にも医師などの目が行き届く仕組みは、コロナ後の県民医療の強靱化につながるものとなっています。● 成人式を開催する市町村に抗原検査キットを配布、●ファーストケア、ホームケア、退所後ケアで自宅でも(主な取り組み)● 医療従事者や社会福祉関連施設従事者、高齢者などに優先的に保健所では連日深夜まで感染者などへの対応が続いている 発症予防効果や重症化リスクを軽減させる効果が高いと認められている新型コロナワクチンの接種を進めるため、県は市町村や医療機関などと協力し、県民が安心して接種を受けられる環境を整えてきました。 受け入れ先が不足し、医師などから治療や指示を受けられない人を出さないよう、症状に応じた適切な医療を提供できる体制づくりに取り組んできました。 県内の医療機関や宿泊施設の協力により、病床や宿泊療養施設は全国トップクラスの水準で確保されています。また、スマートフォンなどを活用し、自宅で療養する人にも医師などの目が行き届くホームケアなどの仕組みを作り上げ、必要な人に確実に医療を届けています。(主な取り組み)● 感染症対応病床を最大389床確保●常駐する医師などによる治療や処方が可能な医療強化型宿泊療養施設や通常型の宿泊療養施設を開設(令和4年5月末現在最大1135室を確保)11ドライブスルー式PCR検査のため検体を受け取る職員大規模接種センターでのワクチン接種新型コロナウイルスとの闘いを振り返る● 県衛生環境研究所をはじめ、ドライブスルー式検査や医療機関での検査数を増やし、1日当たりの検査数を増加● 専門相談ダイヤルや大規模接種センターを設置● 県独自に 「新型コロナウイルスワクチン副反応休業助成金」を支給● 「あんしんやまなしワクチン接種県民運動」や「やまなしワクチンで● ワクチン接種証明などの提示で宴会の開催制限を緩和する「やま大型連休中に甲府駅で無料の抗原検査を実施接種当たる!キャンペーン」などで接種を促進なしグリーンパス」を開始安心して療養などができる体制を整備検査対象を広げ感染者を早期発見 重症化やクラスターの発生を未然に防ぐため、感染する可能性のある方を広く検査の対象とし、速やかに検査を受けられる体制を整えてきました。また、検査能力の強化を進め、令和4年5月末現在の1日当たりのPCR検査可能件数は約2580件となっています。(主な取り組み)● 検査対象を随時見直し(接触者などに対象を拡大、社会福祉関連施設の従事者に定期的な検査を実施、感染者となった児童がいるクラス全員への検査など)一人でも多くの方にワクチンを接種してもらうために①感染拡大防止と医療提供体制の整備必要な人に確実に医療を届ける

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