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働し、スポーツツーリズムの推進などにより地域の活性化をけん引する組織「やまなしスポーツエンジン」を設立します。 やまなしスポーツエンジンは、自然環境を活用したアウトドアスポーツ・アクティビティの開発や、多数の参加が見込めるスポーツイベントの企画・開催をします。また、その過程で得た情報を分析し、新たな企画立案や人材の育成などの取り組みに生かします。そして事業の収益化を図ることで、将来的には自立した運営ができる組織をめざします。 その足掛かりとして、東京オリンピックを契機に機運が盛り上がるサイクルツーリズムに着目し、南アルプス林道を活用したサイクルイベントを試験的に開催することで、観光客の誘致や地域活性化を図ります。さらに、食や文化といった他分野とスポーツを連携させる取り組みも検討していきます。 これらにより、多くの方に山梨県を訪れてもらい、新たな関連ビジネスを呼び込むことで、県内産業の活性化や雇用機会の拡大に結びつけ「スポーツで稼げる県」をめざしていきます。 豊かな自然環境に恵まれた山梨県は、コロナ禍で3密を避けられると注目を集めるアウトドアスポーツを楽しめる場として、大きな魅力と可能性を秘めています。 この機会を生かすため、県は、スポーツを競技としての視点だけでなくビジネスの資源と捉え、上手に活用することで収益を生み出し、地域経済の発展につなげていくことをめざしています。 そこで、関係団体や民間企業と協 山梨県は、森林が県土の約78%を占める森林県です。その保全を図りつつ活用し、多くの方に森林の魅力を知ってもらうことで、地域活性化につなげていきます。 その一つがマウンテンバイク(MTB)での森林空間の活用です。「山梨MTB推進協議会」を設立し、利用者が安全に楽しめるルールやコースなどを検討したり、金川の森(笛吹市)にあるMTBコースを改修し、県内外の愛好者を呼び込んだりして、子どもからお年寄りまで誰もが楽しめる森林空間をめざします。【スポーツで稼げる県づくり】スポーツで地域を活性化やまなしスポーツエンジン設立でアウトドアスポーツを推進地域活性化につながる森林活用【森林空間の高度活用】誰もが楽しめる森林空間へ森林の中でMTBを楽しむ子どもたち報道機関民間企業県市町村大学経済団体交通団体観光団体スポーツ関連団体やまなしスポーツエンジンスポーツツーリズムの推進アウトドアアクティビティ開発ウェブサイトで情報発信スポーツ関連データの分析スポーツ人材の育成イベント開催スポーツで稼げる県づくり8

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