vol72
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 今年度は、県独自の対策として、通学路だけでなく小学校や放課後児童クラブ、保育所などの周辺道路でも横断歩道などの緊急整備を実施します。こうした取り組みによって、点検で対策が必要とされた約700カ所すべてで安全対策が完了し、県内全域で子どもが安心して歩くことができる環境が整います。また、地域の見守り役となり犯罪の予防につながる防犯カメラを設置する市町村や自治会などを支援し、地域の防犯力を強化します。 富士山は噴火するまでどこに噴火口ができるか特定できません。また、被害は広範囲にわたります。 富士山でどのような噴火が起きたとしても、県民や観光客の皆さんの安全を守ることが重要です。そこで、噴火口の場所に応じて適切な位置に現地対策拠点を設置できるよう、必要な車両や資機材を整備し、機動的に対応できる体制を整えます。富士山噴火に機動的に備える 公共事業費には前年度を大幅に上回る931億円(令和3年度2月補正予算を含む)を計上しました。 国内では大規模な自然災害が多く起きていることから「県土の強靱化」は特に緊急性が高い事業です。水害に備えた河川整備や土砂災害への対策、ため池の耐震化などの防災・減災対策事業に重点的に取り組み、県民の皆さんの命や財産を守ります。【②自然災害に対する県土の強靱化】緊急性の高い防災・減災対策などに重点的に取り組む防災・減災対策を推進 昨年6月、千葉県八街市で通学路を下校中の小学生の列にトラックが衝突し、児童5人が死傷する痛ましい交通事故が発生しました。これを受け山梨県では、警察と学校、教育委員会、道路管理者などが連携して、小学校の通学路にある危険箇所を点検しました。その結果対策が必要とされた箇所に、横断歩道などの交通安全施設を整備しています。【③事故や犯罪に対する強靱化】交通事故や犯罪が起こりにくい社会をつくる子どもの安全と地域の防犯河川整備前後の鎌田川(中央市)子どもが安心して通れるように横断歩道などを整備する犯罪などの発生を予防する防犯カメラやちまた令和4年度当初予算5

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