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認定看護師を育てる教育課程を開設するための準備を進めます。こうした取り組みによって、県内で感染症専門医5人、感染管理認定看護師60人の確保をめざします。ウイルス検査体制の充実やワクチン接種の加速化を図ります。加えて、グリーン・ゾーン認証制度の対象となっていない事業者が行う感染症対策への助成など社会全体の対策を強化し、命と生活・経済の両立をめざします。経済のアクセルを踏み込むタイミングを逃さないよう、感染状況を注視していきます。 必要な方に必要な医療を届けるため、病床や宿泊療養施設の確保をはじめとした新型コロナウイルス感染症対策をさらに前進、充実させます。 現在、病床と宿泊療養施設を合わせて1500人以上の方が、施設で治療や療養ができる体制となっています。この数字は、人口比で全国最高水準の受け入れ能力です。これに加えて、医師などの健康観察を受けながら自宅で療養する「退所後ケア」や「やまなしホームケア」の仕組みを整え、常に医療が寄り添う医療提供体制としていきます。 県内には、感染症の専門医が1人、感染症に精通した看護師「感染管理認定看護師」が23人います。これらの専門資格を持った医師や看護師が増えると、感染症への対応が一層強化されることは間違いありません。そこで県では今年度から、山梨大学医学部附属病院や県立中央病院が行う感染症専門医の養成の取り組みを支援し、また県立大学が感染管理 山梨県は①感染症②自然災害③事故・犯罪の三つのリスクに対して強くしなやかな社会の実現をめざします。こうしたリスクから県民の皆さんの生命と財産を守り抜くことは、県に課せられた最優先の使命です。皆さんがこの山梨の地で、それぞれの持てる可能性を最大限開花させるため、県はこの三つのリスクに対する備えを万全にし、生活の不安を取り除くことに全力を尽くします。【①感染症に対する強靱化】必要な方に必要な医療を届けるとともに「命」と「生活・経済」の両立をめざす最高水準の体制をさらに充実感染症専門人材の養成「対策強化」で経済にアクセル強くしなやかな社会をつくり「三つのリスク」に備える強靱化の「K」感染管理認定看護師は院内の感染拡大防止対策の中心となるHOTEL4

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