vol72
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●感染拡大防止と医療提供体制の整備 449億円 検査体制の強化・ワクチン接種の促進・病床の確保など●県民生活に与える影響の最小化と新しい生活様式への対応 35億円 休業助成金の支給・グリーン・ゾーン認証制度の運営など●県内経済の安定化・反転攻勢に向けた対策 193億円 中小企業の事業再構築の支援・やまなしGo Toトラベルの推進などR1(実績)R2(実績)R3(見込)R4(見込)677億円基礎条件充実の「K」共生社会、子育て、教育、介護などの基礎条件の充実高付加価値化の「K」産業、DX、観光などの高付加価値化強靱化の「K」感染症、自然災害、事故・犯罪などに対する強靱化予算のポイント 新型コロナウイルス感染症との闘いは今年度も続くことが想定されます。そこで、感染拡大の防止や医療提供体制の確保のため、前年度の464億円を46%上回る677億円(令和3年度2月補正予算を含む)を新型コロナ対策費に充てました。必要な方に必要な医療を届け、皆さんの命と生活・経済を守るため、十分な対策を実施していきます。 なお、感染力の強いオミクロン株で多くの皆さんが打撃を受けたことを踏まえ、資金繰りに苦しむ事業者の皆さんへの支援はもちろん、学校や保育所で感染が発生したことでお子さんの検査対応のために仕事を休まざるを得なかった「ひとり親世帯」などを素早く支援するため、総額83億円の令和4年度一般会計補正予算案を2月定例県議会に追加提案しました。◆新型コロナ対策費は前年比46%アップ 過去最大の予算額になりましたが、財政の健全性はしっかり確保しています。県の負担を最小にする一方で最大の効果を上げられるよう、国の補助金や将来の県の負担が少ない有利な地方債を活用するなどの工夫をしました。その結果、県債(県の借金)予算のうち国が将来負担する割合は4ポイント増え、また実質的に県が負担する県債残高(防災・減災分除く)については3年連続で減りました。 こうした工夫によって、過去最大の予算額としながら主要3基金(県の貯金)から取り崩す額を大幅に抑制しました。基金をしっかり確保することで、もしもの出費に備える体制を実現しました。◆もしもの出費に備えて「主要3基金」は取り崩しを抑制 3つのKとは「強靱化」「高付加価値化」「基礎条件充実」の頭文字です。感染症や自然災害に強く、付加価値の高い資源や産業を育て、子育て・教育・介護なども充実させる。そして山梨県のあらゆる可能性を開花させていきます。◆重点的にお金を使う「3つのK」新型コロナ対策費(2月補正含む)将来の県負担の抑制基金からの取り崩し額の抑制0100200300400500600(億円)10%25%20%15%30%35%40%県債(臨財債を除く)の予算額と地方交付税措置実質的県負担県債等残高(防災・減災分除く)4ポイント向上予算額うち地方交付税措置額地方交付税措置率4,8004,8505,0094,9934,9734,9294,9004,9505,0005,0505,100(億円)3年連続減少財源対策としての基金取り崩し額(主要3基金)0255075100125150(億円)45億円抑制145R3100R4366118R3393143R432%413113H28~R2(平均)27%36%令和4年度当初予算3

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