vol72
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 猫は繁殖力が強いため、どんどん増えてしまい、致死処分せざるを得ない場合があります。そこで、猫の無秩序な繁殖を抑えるための不妊・去勢手術にかかる費用を市町村に補助する制度を大幅に拡充し、1億円を超える予算を確保しました。これにより猫の致死処分数を劇的に減らし、人と動物が共生する社会の実現につなげていきます。   多様な価値観を認め合い、誰もが活躍できる共生社会を実現する。これは、多種多様な人材が集い、持続的に成長していくための基礎です。 中でも、男女の人権が尊重され、個人の意欲と能力に応じて多様な生き方を選択できる男女共同参画社会の実現に向け、今年度は昨年度の約2倍となる予算を確保し、新たな事業を積極的に行います。 特に「若年層への意識啓発」「女性リーダーの育成」「相談機能の強化」の三つに重点的に取り組みます。そのほか、男女共同参画推進センターに専門人材を配置し、活動に取り組む県民や団体を支援していきます。さらに、スクールカウンセラー・企業などを対象とした研修や、生徒・職場向けにパンフレットを配布して「性の多様性」を尊重できる社会づくりにつなげていきます。また、県社会福祉協議会が行う地域支え合い活動に助成し、孤立や孤独を防ぎ誰一人取り残さない地域社会の実現に取り組みます。【共生社会の実現】山梨県に多種多様な人材が集い持続的に成長していくための基礎づくり人と動物との共生をめざす多様な生き方を選択できる社会に いかなる条件にも左右されることなく個性や能力を発揮できる環境を用意することで、山梨県全体の可能性を最大化します。県は、子育てや介護、多様な価値観を認め合う共生社会の実現など、社会の基礎条件の充実に惜しみなくお金を使います。一人ひとりの個性や能力が存分に発揮できる社会を実現基礎条件充実の「K」去勢手術を受けた印として右耳の一部がカットされた猫12

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