ふれあいvol.70
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低出生体重児用の手帳を作成し保護者の不安に寄り添う「赤ちゃんが初めてできたこと」などを手帳に記入し、成長を実感 早産などにより小さく生まれた赤ちゃん(低出生体重児)は、成長や発達がゆっくりとなることがあるため、市町村から配られる母子健康手帳だけでは、家族が赤ちゃんの発育を正しく確認することが難しく、不安や孤立感といった心理的負担を感じる方もいます。 このような負担感を和らげるため、特に身体の機能が未熟な、1500グラム未満で生まれた赤ちゃんの成長や発達の特徴を踏まえた手帳を令和3年度中に作成し、家族や市町村の母子保健担当者などに配付することとしました。赤ちゃんの成長などが記録しやすく、先輩家族のメッセージも充実させたこの手帳を、母子健康手帳と一緒に赤ちゃんの成長記録として活用してください。新しい「待機児童ゼロ」の実現に向けて 厚生労働省の調査では、本県の待機児童数は「ゼロ」となっていますが「保護者が職場復帰を希望する時期に」「希望する園に」入ることができないために生じる、潜在的な待機児童の存在が課題となっています。 また、令和2年度の県の実態調査でも、県内の保育所や認定こども園の6割と、利用調整を行う市町村の約5割が、年度途中での子どもの受け入れは困難であると回答しています。 そこで、希望する全ての人が安心して子どもを預けて働くことができるよう、入園予約制度の研究や市町村の利用調整の在り方、保育士の確保や定着に向けた取り組みなどについて、県内の保育関係者や市町村などと共に具体的な議論を進め、実施可能なものから随時施策に反映していきます。5月に行われた保育等人材確保・定着等協議会子育てを社会で応援やまなし子育てプチ応援プロジェクト 「やまなし子育てプチ応援プロジェクト」は、子どもの参観日に休暇を取得しやすい雰囲気や、赤ちゃんが急に泣きだしても温かく見守る周りの人たちといった、子育て中の皆さんを応援する小さい優しさを社会の中に増やしていく取り組みです。たくさんの小さな一歩で、山梨の未来を大きく変えていきましょう。 山梨県中の事業所や店舗の入り口にチラシの掲示をお願いし、子育てに優しい山梨を発信していきます。◯月×日しかめっ面ができるようになった!11「子育てしやすさ日本一」の実現に向けて

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