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COVID-19VACCINE受付内容受付時間午前8時30分~午後8時30分(土日祝日を含む)ワクチンの効果・安全性や接種時の注意点などの疑問、接種後に副反応が出た場合の相談 など※ワクチンの接種場所や予約方法などの具体的な手続きに関する相談は、お住まいの市町村にお問い合わせください新型コロナワクチン専門相談ダイヤル055-223-8878安心してワクチンを接種できるよう専門スタッフが相談に応じます 新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、ワクチン接種が始まっています。県民一人一人がワクチンについて正しく理解し、安心して接種できる体制を構築することが大切です。県のCOVIDー19入院調整専門家会議やワクチン接種検討会のメンバーを務める、県立中央病院の三河貴裕医師と山梨大学医学部附属病院の井上修医師に、ワクチン接種の目的や重要性などについて伺いました。新型コロナウイルスのワクチン接種に向けて 国内で接種が始まった新型コロナウイルスワクチンは、ウイルスを直接注射するものではありません。例えるなら、ウイルスが着ている服の設計図を注射するイメージです。接種により、ウイルスが着ている服を免疫細胞が覚えることで、実際にウイルスが体内に入ってきた時に効率よくウイルスを見つけて闘えるようになります。 ワクチン接種により、新型コロナウイルス感染症の発症が大幅に減り、重症化も防止することができますし、亡くなる人は少なくなるでしょう。重症化することが少なくなれば、患者本人や家族はもとより、病院の負担も軽減され、社会県立中央病院総合診療科・感染症科部長三河 貴裕医師山梨大学医学部附属病院感染制御部特任教授 医学博士井上 修医師的にも大きな効果をもたらすことが期待できるのです。 副反応で多い症状は、接種後の痛み、だるさ、微熱、関節痛などです。しかし、これらの症状は、ワクチンを接種したことで、免疫細胞がウイルスの服を見つけて攻撃していることを意味するものです。実際に感染した場合に備えて、ウイルスと闘うための練習をしている状態だと思っていただければよいです。 また、アナフィラキシーという重症アレルギーを心配する方もいると思います。これまでのデータでは、20万回に1回程度発生するという非常に少ない副反応ですが、医療機関で十分対応可能です。 ワクチンを接種した後も、身体的な距離の確保、マスクの着用、手洗いなど今までやってきた感染防止対策はしっかりと続けてください。また、ワクチン接種は高齢者優先で始まりますが、ウイルスが広がるリスクを下げるために、ぜひ若い人も接種してほしいです。新型コロナウイルスに多くの方が苦しんできました。ワクチンが全てを解決するわけではありませんが、日常の生活を取り戻すためには、このワクチン接種が重要な鍵の一つになると思っています。命を守り、社会も守る新型コロナウイルスワクチンの効果ワクチンを接種しても感染防止対策はしっかりと副反応があることも理解する4

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