fureai68
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 令和元年の台風第19号では、東京〜山梨間で長期間交通が寸断され、県民生活に深刻な影響を与えました。この経験を踏まえ、県は関係機関と連携して、災害時に県外との交通を確保するため、交通ネットワークの強靱化に取り組んでいます。災害に負けない県外との交通ネットワークの確保災害時も県民生活に必要となる交通を確保する赤羽国土交通大臣に要請書を渡す長崎知事ら 県外との人や物の流れを支える道路や鉄道が災害時に機能停止となり、県外との交通が寸断されることのないよう、県では、道路網の整備や物資・燃料の確保、発災後のインフラ復旧対策などに力を入れて取り組んでいます。 そのような中、令和元年の台風第19号は、短時間に大量の降雨をもたらし、県内の交通機関に甚大な被害を与えました。特に、東京〜山梨・長野を結ぶ中央自動車道、国道20号、JR中央本線が同時に被災し、約1週間にわたり県外との交通が寸断され、通勤や通学、物流、医療などにさまざまな影響が及びました。 この事態を受け、災害復旧を進めるとともに、県外との交通の寸断を繰り返さないためには、沿線都県市や道路、鉄道管理者と共同して対策をとることが必要と考え、それらの関係機関と課題を共有し、取り組みの方向性を具体化、検討する「東京令和元年台風第19号で被害を受けた橋などの復旧状況(国道20号法雲寺橋(左上)、中央自動車道与瀬地区(右上)、JR中央本線(左下))、災害防除工事を実施した国道413号(右下)被災状況被災状況被災状況施工前10

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