fureaivol67
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早々着手し、この増収の全額を「少人数教育」と「介護待機ゼロ」の実現に充当します。 働く世代にとって最大の負担は、お子さんの教育とご両親の介護です。この最も重要な課題を解決することで、令和3年は、働く場所としての山梨の魅力がさらに増し、日本の先頭に向かう勢いがつくこととなります。 いよいよ「25人学級」を小学校1年生から導入するという全国に例を見ない少人数教育が始まります。 言及されることはあまりないのですが、山梨の教育は、児童生徒の「自己肯定感の高さ」という点において全国最高水準を実現しています。これは、子どもの将来の成長にとって何よりも重要な要素です。少人数教育という最良の教育環境のもと、この美点をさらに伸ばし、21世紀の国内外を背負う甲州人育成に取り組んでいきます。 もちろん、山梨で頑張ってきた方々も報われなければなりません。本県の高齢化率は全国より高く、在宅サービスの活用だけでは支えきれなくなった高齢者を受け入れる施設が必要です。現役世代の方々が、ご家族を介護するために、自ら離職せざる得ない状況を生まないためにも、近い将来、介護待機ゼロ社会を実現できるよう取り組んでいきます。 「少人数教育」と「介護待機ゼロ」を、県民の皆さんに新たな税負担を求めることなく実現するためには、県有地や公共施設などの不動産だけでなく、知的財産など「全ての県民の県有財産」を最大限に生かし、増収を図ることが重要です。この県有財産の価値を高める取り組みに本年少人数教育、そして教育立県に向けて介護待機ゼロ社会を目指して4月から少人数教育を段階的に導入子ども、お年寄り、そして、働く世代の安心のために山梨県で生活することを誇れる明日に介護現場で働く方々から意見を聴き、施策などへ反映し、介護待機ゼロを目指す 「山梨県に生まれて良かった、育って良かった、そして学んで良かったと思える、そうして、生涯にわたり夢を育める仕事に恵まれる」、それが山梨県にとっての跳躍の姿でありたいと願っております。 そして、そのための環境は、コロナ禍にあっても、着実に整いつつあります。 一歩でも、たとえ半歩でも、それがきっと、山梨における新しい豊かさにつながると信じて、81万県民のために、私と全ての県庁職員が一丸となって、令和3年もあらゆることに果敢に挑戦し、前進し続けます。令和3年1月1日山梨県知事 長崎幸太郎知恵を結集し「コロナ後」の跳躍を誓う5

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