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 明けましておめでとうございます。 新年に当たり、まずは、新型コロナウイルス感染症感染拡大の中、私たち県民の生活と生命を守るために、日々向き合ってくださっている医療関係者の皆さんに、また、さまざまな形でこの厳しい状況を克服すべくご努力をいただいている全ての県民の皆さんに、深く感謝申し上げます。 2月から続く感染拡大の勢いは、本県においてもいまだ収束の見通しが立たない状況にあります。 本県は、財政力こそ周りの都県とは比較にならないほど弱い状況でありますが、あらゆる知恵を結集することにより「山梨に関わる全ての命と生活を守り、さらにその先の成長と跳躍を図る」、そのために、引き続き全力で事に当たりますことを改めてお約束いたします。 令和2年は、新型コロナウイルス感染症の脅威に対し「まずは県民の命を守る」を合言葉に、本県の感染症に関する医療体制を根本から再構築するために全力を注ぎました。 今でこそ申し上げられますが、対策を開始した2月時点では、病床確保数だけでなく、防護服やマスクの準備に至るまで、本県の感染症への備えは「ほぼゼロ」でした。しかしながら、山梨大学をはじめとする関係者のご尽力をいただき、本県は全国に先駆けて、早期発見・早期治療により重症化を未然に防ぐ感染制御モデルを実現するまでになりました。現時点においては、病床確保数はもちろんのこと、マスクなどの医療資機材の備えも十分な水準にあります。また、濃厚接触者だけでなく、感染のリスクがある方を広く検査の対象とし、速やかに検査を受けられる体制が整っています。 将来にわたって山梨を感染症から守り、生活と経済を動かし続ける「やまなしグリーン・ゾーン構想」は、海外からも注目されYAMANASHI知恵を結集し「コロナ後」の跳躍を誓う「超感染症社会」を目指す新春知事メッセージ2

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