ふれあいvol.66
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「バイ・ふじのくに」の取り組み 新型コロナウイルス感染症による外出自粛などの影響で、首都圏からの観光客が減少しています。しかし、山梨と静岡の間には往来自粛が求められていないことから、バイ・ふじのくにの取り組みの一環として、中部横断自動車道を活用するなどした人的交流も推進しています。 そこで、モモやブドウなどが旬を迎えるこの時期に、観光客の減少で苦しい経営状況が続いている観光果実園を支援する「バイ・ふじのくに やまなし観光果実静岡伊勢丹で開催された南アルプス市産サクランボの販売会スーパーのオギノでは静岡県内店舗で山梨フェア(右)県内店舗で静岡フェア(左)を開催静岡特産のアジを使った料理を試食する両県知事岡島百貨店で販売された静岡県産マスクメロン両県で共通使用している「バイ・ふじのくに」ロゴマーク両県の食材を組み合わせた「ふじのくに愛情パック」静岡県との人的交流も活発に園特典キャンペーン」に取り組んでいます。この取り組みは、キャンペーンに参加する県内の観光果実園を訪れた静岡県の皆さんに、特典として、観光果実園が独自に企画した料金割引やプレゼントなどを提供するものです。観光客の本県への訪問を促し、観光果実園の売り上げ向上につながるものと期待されています。 さらに、両県の文化交流の促進を目的とした、県立文化施設の観覧料などを割引するキャンペーンを実施するなど、さまざまなチャンネルで両県の人的交流を活性化させ、幅広い支援へ展開しています。「やまなし観光果実園特典キャンペーン」に期待御坂農園グレープハウス常務取締役上野 泰宏さん 当園のお客さんは、これまで東京を中心とした関東圏からお越しになる団体客が約8割を占めていました。しかし、新型コロナウイルス感染症により団体客のキャンセルが相次ぎ、個人客の獲得が急務となりました。そこで、感染予防対策を進め、インターネットを使った情報発信も続けていますが、1つの企業にできることには限界があります。 今回「バイ・ふじのくに」に関連し、これまで少なかった静岡県からの個人客の誘客につながる「やまなし観光果実園特典キャンペーン」に参加して、そのチラシを持った個人のお客さんも増えてきました。 来年、中部横断自動車道が全線開通すれば、山梨県と静岡県の間は交通の利便性がさらに高まります。グリーン・ゾーン認証も取得して感染予防対策にも取り組んでいますので、このキャンペーンを機に訪れていただいたお客さんが、来年以降、リピーターとなってくださることを期待しています。【問い合わせ先】農政総務課 TEL 055-223-1581 FAX 055-223-1585バイ・ふじのくに新型コロナウイルス感染症に県民一丸となって立ち向かう3

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