ふれあいvol.66
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 19世紀に活躍したフランスの画家クールベは、伝統的な美術や政治体制に反発し、あるがままの現実を描き留めたレアリスム(写実主義)の画家です。スキャンダラスな作品を発表する一方、大人になって初めて目にした海の風景や、故郷の山々などを描きました。 本展では、クールベの海の絵画を中心に、風景画や狩猟画、モネやミレーによる海の絵画など約70点を展示し、クールベが風景画の歴史に残した足跡を探ります。県立4館(美術館・考古博物館・文学館・博物館)は小・中学生、高校生などの観覧料が無料です。県立美術館甲府市貢川1-4-27 TEL 055-228-3322 FAX 055-228-3324山梨 美術館甲府市下曽根町923 TEL 055-266-3881 FAX 055-266-3882山梨 考古博物館ギュスターヴ・クールベ 《波》1869年(愛媛県美術館蔵)ギュスターヴ・クールベ 《エトルタ海岸、夕日》1869年(新潟県立近代美術館・万代島美術館蔵)〈特別展〉 クールベと海 ―フランス近代 自然へのまなざし―~11月3日(火・祝)開催期間一般1,000円/大学生500円※各種割引などあり。詳しくはお問い合わせください。観覧料 縄文時代の中頃に製作された土器には、物語を語るかのようにヒト・ヘビ・イノシシ・カエルなどが装飾されました。また、渦巻く水の流れを思わせる水煙文土器をはじめとした、華やかで抽象的な文様の土器もあります。 世界的に見ても珍しい豊かな装飾を持つ縄文土器には、縄文人によるさまざまな物語が込められています。本展では、縄文土器から読み取れる8つの物語を紹介します。 県立考古博物館水煙文土器(上野原遺跡出土 縄文時代)(山梨県立考古博物館蔵)深鉢形土器(海道前C遺跡出土 縄文時代)県指定文化財(山梨県立考古博物館蔵)〈秋季企画展〉 縄文土器のものがたり~11月23日(月・祝)開催期間無料観覧料甲府市丸の内1-6-1 TEL 055-231-0988 FAX 055-231-0991山梨近代人物館 「文化」とは私たちにとってどんなものでしょう。知る喜びそのものであったり、さまざまな知的財産のよりどころであったりもするでしょう。山梨県には、芸術や教育、学術研究など「文化」を創造し育んできた先人たちが数多くいます。本展では、文化を次世代へと継承する施設である県立博物館の開館15周年に合わせ、郷土山梨の文化の発展に貢献した人々を紹介します。山梨近代人物館〈第12回展示〉郷土山梨の文化の発展に貢献した人々 ―県立博物館開館15周年―10月3日(土)~令和3年3月28日(日)※当面は土日・祝日のみの開館。詳しくはホームページをご確認ください。開催期間無料観覧料峡中新聞(山梨最初の新聞)を刊行した内藤伝右衛門とその養母満寿を中央(2列目)に収めた写真(山梨県立博物館蔵)ここから下の段は広告です。広告の内容については、広告主にお問い合わせください。18

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