ふれあい特集号vol.64
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マスクがないときとっさのとき02 新型コロナウイルス感染症は、今まさに拡大局面にあり、県内でも感染者が確認されています。県では、国内での感染が認められる前から、県民の皆さんの生命と健康を守るため、常に先手主義・事前対応に努めてきましたが、国全体として感染拡大防止に、より強力に取り組まなければならない事態になっています。学校の臨時休業などにより、皆さんの生活に大きな負担・制約が生じていますが、まん延を防止できるかどうかは私たち県民一人一人の行動にかかっています。今後も、皆さんの生活への影響を最小限にするため最大限の努力をしていきますので、「うつらない」「うつさない」ための対策に細心の注意を払って日常生活を過ごしていただくようお願いします。新型コロナウイルス感染症に 県民一丸となって立ち向かう新型コロナウイルス感染症に 県民一丸となって立ち向かう「うつらない」「うつさない」ために ❶流水でよく手をぬらした後、せっけんを  付け、手のひらをよくこする ❷手の甲を伸ばすようにこする ❸指先・爪の間を念入りにこする ❹指の間を洗う ❺親指と手のひらをねじって洗う ❻手首も忘れずに洗う感染拡大防止のため予防対策を徹底してください ヒトに感染するコロナウイルスは、今回の新型ウイルス以外にこれまで6種類見つかっています。そのうち4種類が一般的な風邪のウイルス、あとの2種類は「重症急性呼吸器症候群(SARS)と「中東呼吸器症候群(MERS)」という非常に重篤な肺炎を起こすウイルスです。新型コロナウイルスを含め、いずれも感染予防の基本は、手洗いとせきエチケットです。 現状、一番多い症状は、発熱とせきです。通常の風邪やインフルエンザと比較すると、症状が長引き、非常に強いだるさが出るのが特徴です。全く症状が出ない場合もあるなど、軽症の方が多いといわれています。しかし、高齢者、糖尿病や肺疾患の持病がある方などは重症化する恐れがあり、特に注意が必要です。県民の皆さんへ■正しく手を洗う■感染リスクの高い環境を避けるマスクを着用する(口・鼻を覆う)テッシュ・ハンカチで口・鼻を覆う袖で口・鼻を覆うしっかりと泡立てて最低20秒正しく理解し、正しく備える風邪などと同じ予防対策を多くの方は軽症 高齢者などは重症化する恐れサーズマーズ●「せき」や「くしゃみ」などの飛沫に含まれるウイルス●ウイルスが付着した物などへの接触ひ まつ藤井 充(感染症対策) 峡東保健所長知事政策補佐官厚生労働省疾病対策課長、成田空港検疫所長などを歴任感染は基本的な予防対策をしっかり行って冷静に対応しましょう。(外出後や食事前など小まめに行ってください) せきやくしゃみなどが出るときは 3つの「せきエチケット」をマスクの着用などにより、「うつさない」ことを特に心掛ける■感染リスクが高い環境とは「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」で「不特定多数の人が接触する恐れが高い場所」など3月8日時点での情報を基に作成されています。がきっかけで起こります。

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