ふれあい特集号vol.64
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 開放感があり、光溢れる校舎は、児童生徒が使用する建物部分を平屋建てのバリアフリーとし、車いすでも移動しやすい安全・安心な環境が整備されました。一部に県産材を使った木造建築の校舎内は、木の香りや温もり、そして潤いが感じられ、外観は自然な色合いを採用して周辺の景観との調和にも配慮しています。 また、開かれた学校を目指し、生徒と地域住民が触れ合う「喫茶室」としても活用する演習室を玄関付近に配置するほか、体育館には外部用玄関を設けて開放的な設計にするなど、地域住民と交流しやすい空間となっています。安心して伸び伸びと遊べる中庭、陶芸や木工、機織りなどができる特別教室棟に加え、障害の改善を図る自立活動の指導を行う感覚訓練室や上下肢訓練室なども設け、児童生徒の積極的な学習につながることが期待されています。  16「やまびこ支援学校」が新校舎へ移転地域に開かれた学校を目指す上下肢訓練室地域交流にも活用する演習室 県東部地域における特別支援教育の中心的な役割を担い、地域に開かれた学校づくりを行っている県立やまびこ支援学校は、旧校舎の施設の老朽化などに伴い、移転整備を進めてきました。1月20日には新校舎開舎式と3学期の始業式を行い、小学部から高等部までの児童生徒が新校舎での学校生活を笑顔でスタートさせました。安全・安心な環境で地域とつながる新校舎

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