ふれあい特集号vol.64
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 総合計画には、本県の将来像が設定された2040年と、さらにその先の未来に向けて、人口の規模や動きを展望した「人口ビジョン」を掲げています。11ふれあい「県民一人ひとりが豊かさを実感できるやまなし」を目指して人口の現状人口の将来展望■就職期の若者(特に女性)が大きく転出超過となっていること、子育て世代も転出超過でU・Iターンの動きが弱いこと、そして、こうした社会減が自然減に拍車をかける人口減少のスパイラル(悪循環)が生じていることが問題となっています。■対応の方向性として、①女性活躍の推進②教育・子育て環境の充実③経済の底上げによる豊かな山梨の創造の3つを掲げました。■当面の人口減少は避けられないとしても、総合計画に基づく的確な対策によって減少の程度を緩和し、世代間でバランスのとれた持続可能な人口構成へ向かわせることが可能になります。《将来展望のポイント》●人口減少ペースは緩やかに (2040年:69万1千人、2060年:59万人)●生まれる子どもの数が減らない社会に●超長期的に、人口減少は止まる (2100年以降:総人口は約50万人を維持)200(人)男性女性0-200-400-600-800-1,000-1,200増加年齢階級別転入・転出者差引数(平成30年)と対応の方向性-799-1,149転出超過を抑制❸豊かな山梨の創造 (産業の創出・強化) (「活躍」と「ゆとり」の ライフスタイルの創出)❷教育・子育て環境 の充実❶女性活躍の推進100,0000200,000300,000400,000500,000600,000700,000800,000900,000超長期的に見た総人口の推移総人口(目指すべき姿)総人口(現状のまま推移した場合)834,930690,990641,934590,160469,150■本県の総人口は2000(平成12)年の89万人台をピークとして減少に転じ、2020(令和2)年1月現在、約81万人となっています。■県内出生数は減少傾向で、少子高齢化が進行しています。今の傾向が続いた場合、総人口は2040年に64万2千人、2060年に46万9千人に減少し、かつ、世代間の人口バランスは悪化していくと見込まれます。ポイント1人口の未来を変えるための方向性ポイント2ポイント3(人)(年)2015202020302040205020602070208020902100211021202100年以降約50万人で安定2060年における人口ピラミッド改善のシミュレーション010,00010,000020,00020,000現状継続30,00030,0009085807570656055504540353025201510509084797469645954494439342924191494 歳~~~~~~~~~~~~~~~~~~歳 以 上010,00010,000020,00020,000施策効果発揮30,00030,0009085807570656055504540353025201510509084797469645954494439342924191494 歳~~~~~~~~~~~~~~~~~~歳 以 上男性女性施策の実施人口の将来展望(人口ビジョン)「住民基本台帳人口移動報告(平成30年)」総務省0〜45〜910〜1415〜1920〜2425〜2930〜3435〜3940〜4445〜4950〜5455〜5960〜6465〜6970〜7475〜(歳)若年世代の厚みが増しバランスの良い長方形型へ

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