ふれあい特集号vol63
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19やまなし県政山梨の〝今〞をお届けする情報ページNEWSynふれあい梨県は、県土の約8割を森林が占める全国有数の森林県です。この豊かな森林資源のさらなる利用促進を図るため、県や林業・木材産業、建築業、商工関係団体など10団体で構成し、長崎知事を会長とする「Yamanashi・ウッド・チェンジ・ネットワーク」を設立しました。 設立総会では、「チェンジ」をキーワードに、燃えやすく、耐震性に劣るといった木造のイメージを変え、民間企業の建築物に県産木材を取り入れてもらうための取り組みなどについて協議しました。 再生可能な資源である木材を積極的に活用することで、地域経済の活性化、そして、環境や経済などが好循環する持続可能な社会の実現が期待されます。山は、西桂町内で新たに陸上養殖事業に参入するNESIC陸上養殖株式会社、地元企業の富士ピュア株式会社、西桂町の4者間で地域活性化に向けた協定を締結しました。 NESIC陸上養殖株式会社は、今後、西桂町内に陸上養殖施設を建設し、富士北麓の良質な地下水を利用して、トラウトサーモンの養殖を手掛けることになっており、これを機に、新たな地域産業の振興や雇用の拡大など、地域の活性化が見込まれます。 県では、今後も、県内の良質な水などを生かした内水面漁業のさらなる発展を目指します。県ワイン県副知事に就任した林真理子さんワイン県副知事に就任した田崎真也さん恩賜林記念館において開催した設立総会締結式で手を取り合う長崎知事ら梨といえばワインという強いイメージを活用し、国内外へ山梨を印象づけることを目的に、県では、令和元年8月「ワイン県」を宣言しました。 宣言を機に、ワインをはじめとした本県の魅力をさらに広く発信するため、10月、本県出身の作家で、ワイン愛好家としても知られる林真理子さんをワイン県副知事に任命しました。県庁での就任式を終えた林さんは「多くの有名人を山梨に連れてきて、ワイナリーなどを見せたい。故郷のために一生懸命頑張る」と意気込みを語りました。山 また、11月には日本を代表するソムリエとして日本ワインブームをけん引している、日本ソムリエ協会会長の田崎真也さんを2人目のワイン県副知事に任命しました。東京都内で行われた就任式で田崎さんは「山梨にはワインをはじめとした地域資源が数多くある。ワインだけにとどまらず、さまざまな魅力をたくさんの人に発信したい」とあいさつしました。 県では、今後も、ワインをきっかけに、山梨を訪れる観光客が増え、山梨の食や伝統工芸などの魅力を発見していただけるような取り組みを広く展開していきます。県産木材の普及促進を目指すワインをはじめとした山梨の魅力を発信 本県ゆかりの著名人2名をワイン県副知事に任命陸上養殖で内水面漁業に新たな活力を

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