ふれあい特集号vol59(デジタルブック版)
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U・Iターン就職促進協定締結式みんなで考える 山梨の未来05ふれあい 進学を契機とした若年層の県外への転出を減らすため、県では市町村と連携して、自宅から県外の大学などへ通学する学生の鉄道定期券購入費を助成しています。例えば、県内から東京方面へ鉄道を利用して通学した場合には、1人暮らしをした場合の費用に比べ、年間約100万円の削減が可能となるといった経済的なメリットがあります。さらに山梨を生活の拠点とすることにより、県内での就職に向けた情報も入手しやすくなります。 現在は甲府市、山梨市、韮崎市、北杜市、甲斐市、笛吹市、甲州市の7市が鉄道通学支援を実施しており、330名(平成30年11月末現在)の学生が利用しています。本事業については県のホームページに掲載しているほか、高校を通じて情報提供しています。制度の内容は各自治体により異なりますので、詳細についてはお住まいの自治体にお問い合わせください。斉藤 愛実さん「鉄道通学支援」を活用した生活スタイル実施される企業説明会などに山梨県の紹介ブースを設置しています。 また、学生に就職情報を提供する「ユースバンクやまなし」への登録の呼び掛けや、学校主催の保護者向けの就職セミナーで県担当者が情報提供するなど、さまざまな取り組みを行っています。 協定締結校には、山梨から東京圏へ進学した学生の約4割が在籍しており、山梨への就職を決める学生が徐々に増えてきました。今後も最新の情報を積極的に発信するなど、山梨で安心して働き、暮らしてもらえる取り組みの強化を図っていきます。神奈川大学での山梨県の就職相談ブースやまなし暮らし支援センターでの就職相談■就職情報メールマガジンに登録しよう! 私は山梨が好きで、将来は管理栄養士になって、県内で学校給食に関わる仕事に就きたいという思いもあり、自宅から通学しようと決めました。 鉄道通学支援については、高校や利用している先輩から情報を得ました。片道約1時間半の通学時間は、勉強や音楽を聴いて気分転換をするなど有効に使っています。自宅通学だと休日は地元の友だちとも会えますし、毎日帰宅すると温かい晩ごはんがあるのもうれしいです。実践女子大学 生活科学部食生活科学科 管理栄養士専攻 1年時間を有効に使って電車通学やまなし暮らし支援センター住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8階    NPOふるさと回帰支援センター内 開館時間:午前10時~午後6時(月曜・祝日・年末年始を除く)TEL:03-6273-4306検索ユースバンクやまなし検索やまなし暮らし

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