ふれあい特集号vol59(デジタルブック版)
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23イベント情報県立施設の最新情報をお届けEVENT県立4館(美術館・文学館・博物館・考古博物館)と富士山世界遺産センターは小・中学生、高校生などの観覧料が無料です。ふれあい芥川龍之介「浅草公園」原稿甲府市貢川1-5-35TEL 055-235-8080 FAX 055-226-9032県立文学館開催期間/1月26日(土)~3月24日(日)観覧料/無料すいこうだ こつせい こせいふうたいじゅん開館30周年記念 新収蔵品展 手書きのリズム 作家の手書きの原稿や手紙には、文字の強弱や書かれた速度など、独特のリズムがあります。芥川龍之介の戯曲「浅草公園」の原稿は、ペン書きの文字が整然と並び、吹き出しの書き加えや訂正の跡からは文章を丁寧に推敲した様子がうかがえます。本展では、このほか与謝野晶子、飯田蛇笏、中村星湖、津田青楓の書、武田泰淳の原稿など、平成30年に当館で新たに収蔵した資料を中心に、約80点の資料を展示します。手書きの文字から、作家の個性を見つけてください。津田青楓 筆 夏目漱石「草枕」冒頭 額装県立美術館甲府市貢川1-4-27TEL 055-228-3322 FAX 055-228-3324開催期間/2月2日(土)~3月3日(日)観覧料/無料県立博物館笛吹市御坂町成田1501-1TEL 055-261-2631 FAX 055-261-2632 平成30年に当館が収蔵した作品を紹介します。南部町出身で水墨画に光と影の明暗を取り入れて独自の画風を切り拓き、多様な表現を試みた近藤浩一路、甲府市出身で画中に詩文などを書き込み、画と書を一体的に表現した三枝茂雄の日本画などを展示します。このほか、山梨にゆかりのある作家の洋画、版画、工芸品なども展示しますのでぜひご覧ください。開催期間/1月12日(土)~2月25日(月)観覧料/一般510円 大学生210円※各種割引などあり。詳しくはお問い合わせください。シンボル展 『木喰上人作 木彫佛』 ―身延の木喰さん、世に出るその最初― 身延町出身の僧・木喰は、「微笑仏」とも呼ばれるほほ笑みをたたえた仏像を全国に彫り残しました。大正時代に木喰の仏像に出合い、その魅力にとらわれた民芸運動の創始者・柳宗悦は精力的に調査を行い、その集大成として大判写真集『木喰上人作 木彫佛』を刊行しました。 本展では、同書に収録された写真104点全てに加え、木喰仏3体などを展示し、柳宗悦が魅了された木喰仏のほほ笑みと、その活動を支援した山梨の人々の情熱を紹介します。近藤浩一路《東山初夏》制作年不詳紙本墨画三枝茂雄《白梅花》1978年紙本墨画着色「薬師如来像」(栃木県栃窪薬師堂)「地蔵菩薩像」(日本民藝館)23平成30年度新収蔵品展こう いち ろやなぎむねよし※写真はいずれも『木喰上人作 木彫佛』から引用

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