ふれあい特集号vol59(デジタルブック版)
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  02 「山梨」についてもっと知ってもらう・再発見してもらう機会とし、将来「山梨で働く」ことを選択肢として意識してもらえるよう、「やまなしで働く魅力」若者座談会を県内の高校、県内外の大学で開催しています。 今回は、県立甲府南高等学校で開催した若者座談会の様子を紹介します。「将来、どんな人生にしたいのか」を考えるきっかけにみんなで考える 山梨の未来山梨の強みを再発見してみる 本県では、進学や就職による若年層の東京圏などへの転出が続いており、山梨の明るい未来を創るためには、若年層の転出の減少と転入の増加が重要な課題となっています。そこで、県では、若年層の県内定着に向けて「山梨で働く・暮らす魅力」を伝えるなど、さまざまな取り組みを行っています。 甲府南高校1年生を対象に、山梨中銀経営コンサルティング経済調査部長・岡本新一さんを講師に迎えて「やまなしで働く魅力」若者座談会を開催しました。 「山梨は最先端のIT関連産業が盛んな『ものづくり県』であり、国内はもとより世界規模のシェアを誇る、非常に高い技術力を持つ企業が集まっています。その理由は、昭和57年の中央自動車道の全線開通を契機に、半導体、工作機械、産業用ロボット、IT関連産業など、次世代を担う産業が次々に入ってきたからです。今後、中部横断自動車道が開通し、リニア中央新幹線が開業することで、山梨はさらに大きく発展していく可能性を秘めています。その極めて重要な時代を現役世代として担うのが皆さんなのです」と、岡本さんは話します。生徒たちは「機械電子産業が山梨の経済をけん引していることを初めて知った」「リニア開業により、さまざまな働き方、暮らし方が実現するんだ」と山梨の強みを再発見し、興味を深めていました。

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