ふれあい特集号vol.58(デジタルブック版)
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23イベント情報県立施設の最新情報をお届けEVENT県立4館(美術館・文学館・博物館・考古博物館)は小・中学生、高校生などの観覧料が無料です。コレクション展A ミレー館 秋季県立美術館甲府市貢川1-4-27TEL 055-228-3322 FAX 055-228-3324開催期間/コレクション展A ミレー館 秋季      ~12月2日(日)※その後も展示予定     特別展 シャルル=フランソワ・ドービニー展      10月20日(土)~12月16日(日)観 覧 料/コレクション展+特別展      一般1,260円 大学生590円※各種割引などあり。詳しくはお問い合わせください。 自然と共にある人の営みを生涯描き続けた画家ジャン=フランソワ・ミレー、そして彼と共に活躍したバルビゾン派の画家たちの作品を収集・紹介してきた山梨県立美術館。開館40周年を記念し、新たに収蔵したミレー作品《角笛を吹く牛飼い》の展示を始めるとともに、バルビゾン派の画家シャルル=フランソワ・ドービニーの国内初となる回顧展を開催します。身近な自然と肉薄することで生み出された2人の画家の作品の魅力をお楽しみください。 9月11日から公開した《角笛を吹く牛飼い》は、人物表現に主眼を置いていたミレーが、風景表現に重点を置き始め、新たな画風を展開していく転換期となる1850年代半ばに描かれたものと考えられています。一日の終わりの静かな時間に、角笛の音が響き、ゆったりと帰路につく牛たち。夕暮れ時の大気が見せる微妙な表情が、繊細で美しい色彩で描き出されています。暗く、重い印象を持たれることが多いミレーのイメージを払拭するような作品です。 印象派の先駆として知られ、モネやゴッホといった後世の画家たちに高く評価されたドービニーの画業を紹介します。ドービニーの作品は、大胆な筆遣いを用いながらも、あたかも自然が目の前に広がるかのような表現が特長です。ダイナミックで迫力ある作品をぜひご鑑賞ください。ふれあい県立博物館笛吹市御坂町成田1501-1TEL 055-261-2631 FAX 055-261-2632開催期間/10月13日(土)~12月3日(月)観覧料/一般1,000円 大学生500円※各種割引などあり。詳しくはお問い合わせください。企画展 文字が語る 古代甲斐国 近年、各地の遺跡で発掘されるさまざまな資料によって、日本古代史の新たな研究成果が相次いで発表されています。特に墨書土器や木簡などの出土文字資料は、古代の地域史研究に不可欠なものとなっています。 本展では、山梨の古代を物語る資料の中から、墨書・刻書土器や木簡、金石文や文献史料などの「文字」に着目し、新たに明らかになってきた古代甲斐国の姿や、他の地域との関わりなどを紹介します。ジャン=フランソワ・ミレー《角笛を吹く牛飼い》制作年不詳(山梨県立美術館蔵)シャルル=フランソワ・ドービニー《オプトゥヴォスの水門》1856年(国内個人蔵)23和歌刻書土器ケカチ遺跡(甲州市)出土(甲州市教育委員会蔵)国宝 山梨郡貢進物(胡桃子)付札木簡平城宮跡(奈良県)出土(奈良文化財研究所蔵)特別展 シャルル=フランソワ・ドービニー展ふっ しょくきん せき ぶん

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