ふれあい特集号vol.57(デジタルブック版)
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  08起業を促進し、夢の実現をサポートWork & Live 起業は、経済の活性化はもとより、地域に根差した新しい事業の創出や定住人口の確保につながります。そこで県では、産学官など関係機関の連携により、起業家を育成することを目的としたビジネスアイデアコンペ「Mt.Fujiイノベーションキャンプ」や、起業を志す女性や起業して間もない女性を対象とした「女性の起業支援事業」を実施しています。 「Mt.Fujiイノベーションキャンプ」は、県のインキュベーションマネージャーである、シナプテック(株)代表取締役の戸田達昭氏と共に、産学官など関係機関が連携して、平成26年度から毎年実施しています。県内での事業化、または県内の地域資源の活用を条件にビジネスプランを募集、合宿形式で専門家のアドバイスによりプランをブラッシュアップし、最終日にはコンペを行います。本事業の特徴は、「協創パー齊藤 浩志主査新事業・経営革新支援課トナー」として大企業が参画してくれていること、キャンプ終了後もきめ細かな支援が受けられることです。起業しても事業の継続が非常に難しいといわれる中、このキャンプ参加者による起業17件、新規事業23件の全てが今も存続しています。これは何より素晴らしい成果です。 一方、「女性の起業支援事業」はNPO法人bond place(ボンド・プレイス)と共に、プロジェクト名「CO+SHEGOTO(コーシゴト)」として平成28年度からスタートしました。結婚・出産などのライフイベントとの両立が課題の女性にとって、本来の力を生かす支援とはどうあるべきかを考え、事業を実施しています。参加者同士のより良い関係性を築くことや、参加者自身のぶれない軸をつくりあげることを大切にするとともに、託「起業するなら山梨だよね」と言われたい ワインのインポーターとして世界のワインを取り扱っていた私が、造り手への転身を機に心に決めたことは、日本がカリフォルニアやニュージーランドに並ぶ新たなワイン産地であることを世界に認めてもらうこと。8年前、日本ワイン発祥の地である山梨でワイン造りに挑戦したいと思い、大阪から山梨に移住しました。当時、山梨のワイナリーを見てドメーヌ・デ・テンゲイジ日本ワイン発祥の地、山梨で世界に通用するワインを造りたいMt.Fujiイノベーションキャンプ女性の起業を応援するプロジェクト 「CO+SHEGOTO」児サービスを提供するなど参加者に寄り添った運営を心掛けています。ワークショップ、経営ノウハウ習得のための講座、先輩起業家の現場見学会などを通じ、「なりたい自分」をつくりあげ、さまざまなネットワークを広げることにより、参加者の夢の実現を支援しています。 山梨に起業家を生み出す風土を根付かせるためには、県を挙げて起業の機運を高めることが重要です。山梨らしい起業・創業支援の仕組みを構築し「起業するなら山梨だよね」と言われることを目指しています。代表 天花寺 弓子さんMt.Fuji イノベーションキャンプ 2018CO+SHEGOTO 2018 女性の起業を応援するプロジェクト 検索イノベーションキャンプ 山梨検索コーシゴト 山梨参加者募集中!

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