ふれあい特集号vol.57(デジタルブック版)
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03ふれあい可能性を秘めた山梨で、働き・暮らす山梨に住んでいることを誇りに思ってほしい「季節の移り変わりが体感できる素晴らしい自然環境の中で暮らし、仕事をし、子どもを育て、人生を全うする。それは人間としてとても豊かなことですよ」と優しい笑顔で語る、今年、81歳になった柳生さん八ヶ岳倶楽部のギャラリーでは、八ヶ岳南麓に移住してきた芸術家の展覧会などを行っている。写真は八ヶ岳倶楽部の社長である息子の宗助さんと動画で見てみよう! 柳生 博さんのインタビュー❶スマートフォンまたはタブレットに「Layar」のARアプリをダウンロード(無料)❷アプリを起動❸右の写真にかざした後、タップすると動画が再生されます。Layar(レイヤー)俳優柳生 博さんHiroshi Yagyu1937年茨城県生まれ。東京商船大学に進学するも、視力低下により船長になる夢を断念。その後、俳優座養成所に入り、1961年、映画「あれが港の灯(ひ)だ」で俳優デビュー。以来、俳優やナレーション、司会者として活躍。私生活では、41年前に八ヶ岳南麓に住まいを構え、雑木林をつくり、「八ヶ岳倶楽部」をオープン。『森と暮らす、森に学ぶ』など著書多数。財団法人日本野鳥の会会長も務めている。紹介してきた芸術家の中には、山梨に魅せられてこの周辺にアトリエを構え、創作活動にいそしんだり、山梨暮らしを楽しんだりしている方もいます。八ヶ岳倶楽部のスタッフも移住者がほとんどで、ここで「働くこと・暮ら 私の息子はもちろん、7人の孫たちもここで育ちました。最近では、若い世帯の移住者が増え、学校帰りの子どもたちが道草をしながら、はしゃぐ姿もよく見かけますよ。素敵な大人になるためには、子どもの頃に自然の中でさまざまな体験をすることが大切です。 私は、みんなが家族のようにつながっているのが大好きです。人と人、人と自然が共に生きる環境がある山梨だから健康寿命も長く、子どもからお年寄りまで、みんなが生き生きと暮らしていけるのでしょうね。山梨には、都会ではできない仕事があり、自然と共存した暮らしができます。素晴らしい自然環境に恵まれ、都会に近く利便性も高い山梨は、実に大きな可能性を秘めていると思います。山梨の皆さんも、もっと山梨を好きになり、「山梨で、働き・暮らすこと」に、改めて誇りを感じてほしいです。 山梨暮らしは最高だよ!すこと」に充実感を持っているようです。南アルプスや富士山に見守られ、八ヶ岳に抱っこされているような感じがするこの場所は、誰もが自然と開放的になれる、そんな魅力に溢れていると思います。柳生さんが40年かけて育てた自慢の雑木林Work & Live

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