ふれあい特集号vol.57(デジタルブック版)
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 女性の社会進出に伴って、結婚・出産後も働き続ける女性が増えています。特に育児休業明けに1〜2歳児を保育所に預ける世帯が増えてきています。 県では、子育て世帯を支援するため、県民を対象とした「子育て環境に関するアンケート」を実施しました。その結果、「子どもが病気のとき」に最も負担や不安を感じ、「病児・病後児保育の充実」を求める声が多いという実態が明らかになりました。一方、病児・病後児保育は市町村が主体であるため、施設がある市町村にお住まいの方だけに利用が限られていました。そこで、県内の全市町村に協力していただき、協定を締結し、県内全域での利用を可能としました。 これにより、今年4月から、県内にお住まいの小学6年生までのお子さまが、全ての病児・病後児保育施設の利用ができるようになりました。利用する場合は、医師の診察を受けてからとなります。また、事前の登録や利用料金なども各施設により異なりますので、詳しくはお住まいの市町村の保育の窓口にお問い合わせください。  10県内どこに住んでいても病児保育施設を利用できますげんきキッズクリニック「ドリーム」(昭和町) 子どもたちの体調に合わせ仕切られている、個別の病児・病後児保育室。保育士さんが常に見守っている(右上・左)写真にコメントを添えて、子どもの一日の様子を保護者に伝えている(右下)古川 清美主査子育て支援課 仕事と子育てを両立できる環境づくり仕事と子育てを両立できる環境づくり 日本一健やかに子どもを育む山梨では、子育ての不安や負担を軽減するさまざまな取り組みを行っています。今年4月からは、子育て世帯の仕事と子育ての両立を支援するために、全国で初めて、県内全域での病児保育の広域利用を開始しました。Work & Live

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