ふれあい特集号vol.52(デジタルブック版)
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 県では、エネルギー・環境問題に、積極的かつ継続的に取り組み、優れた成果を上げた事業者を「やまなし省エネスマートカンパニー大賞」として表彰しています。 そこで、過去に大賞を受賞したTHK株式会社甲府工場を訪ね、その取り組みについて伺いました。 当工場では、水銀灯や蛍光灯のLEDへの交換、工場の屋根への断熱効果の高いハイタフシートの設置といったハード面での対策に加え、日常的な省エネ意識の高揚にも努めています。具体的には、独自に作成した「省エネチェックリスト」を全社員に配布し、各部署、各個人の目標を設定・記入した上で、常時携帯させています。また、年2回、全11ふれあい社員一丸となって省エネに取り組む          │THK株式会社甲府工場│ 温室効果ガス排出の抑制を進めるため、山梨県としての温室効果ガス削減目標など、具体的な行動指針となる「山梨県地球温暖化対策実行計画」を平成21年に策定し、地球温暖化の防止に取り組んでいます。 今年3月、国の「地球温暖化対策計画」における温室効果ガスの削減目標などとの整合性を図るため、実行計画の改定を行いました。 県の新たな実行計画では、計画期間を2017(平成29)年度から2030(平成42)年度までの14年間とし、温室効果ガスの排出量を2030(平成42)年度に、2013(平成25)年度比で26%山梨県地球温暖化対策実行計画を改定しました【問い合わせ先】 エネルギー政策課 TEL 055-223-1506 FAX 055-223-1505検索やまなし エネルギー政策全社員が「省エネチェックリスト」を携帯省エネ意識の向上に努める今年の夏はスマートな省エネで■日 時 7月31日(月)10:00~■場 所 県立図書館1階イベントスペース■第1部 午前10時~水素ガイドツアー「水素・燃料電池を学ぼう」対象・定員 : 小学5、6年生・18人■第2部 午後1時30分~専門家による講演と意見交換講師 : ジャーナリスト・環境カウンセラー   崎田 裕子 氏   山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター長   飯山 明裕 氏定員 : 100人※燃料電池自動車「ミライ」の試乗体験も行います。社員参加による環境に関する勉強会も実施しています。さらに、東京本社では、年2回、国内5工場の担当者による「省エネ総合会議」を開催しています。会議では、省エネ対策の実施内容や成果の発表、課題解決への検討などを行い、情報共有を図っています。 空調停止当番表の活用といったきめ細かな対応により、止め忘れもなくなり、社員の意識改革が図られるなど、着実に成果が上がっています。検索やまなし 温暖化対策やまなし水素シンポジウム空調の止め忘れを防ぐため手作りの当番表を活用工場の屋根にハイタフシートを設置し建物内の温度上昇を抑えている■申し込み方法など、詳しくは、エネルギー政策課まで問い合わせいただくか、県ホームページをご覧ください。環境に優しい燃料電池や身近になってきた水素社会について、一緒に学びましょう。検索やまなし 水素シンポ削減する目標を掲げました。 また、県民の皆さんや事業者が具体的な取り組みを進めるための実践例をまとめた「ガイドブック編」を新たに作成し、県のホームページで公開しています。大久保 義明さんTHK株式会社 甲府工場環境教育課課長「ガイドブック編」は、こちらからエネルギー企画担当:TEL 055-223-1502

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