ふれあい特集号vol.52(デジタルブック版)
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  06 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を契機に、本県を訪れる外国人観光客の増加が見込まれることから、受入体制の環境整備が急務となっています。旅行者に安らぎと感動を与え、再び訪れてもらえるような魅力ある地域づくりを進めるため、県などでは、観光産業を支える人材育成に努めています。観光産業をコーディネートし、地域創生に寄与する人材を育成次世代の観光産業を支える人材育成次世代の観光産業を支える人材育成山梨大学に「観光政策科学特別コース」設置生命環境学部 准教授 菊地 淑人さん生命環境学部 地域社会システム学科観光政策科学特別コース 1年 岡﨑 楓さん 親の仕事の関係で引っ越しを重ね、さまざまな地域を見て育ったことから、観光に興味を持つようになりました。南アルプス市の活性化に向けたイベントや観光コースを作る取り組みなどに携わり、市役所の方や地域の方々と触れ合う経験をしたことで、改めて地域の活性化には住民の協力が大切だと気付きました。卒業後は観光に関わる職に就き、旅行者を魅了できる企画を作れるようになりたいです。 平成28年4月に、観光政策科学特別コースを新設しました。このコースでは、行政や民間企業の視点に立ち、さまざまな分析を行い、観光産業をコーディネートできる能力を備えた人材を育成しています。学生たちは、ほぼ毎週、地域の産業や歴史、自然、住民の方々と触れ合うことで、山梨の観光資源の魅力に気付き、それを磨き上げようと考えるようになりました。こうし地域の魅力を追究し、旅行者に発信したいた活動は地域の新たなエネルギーにもなり、より深い連携が生まれていくように感じます。 山梨の魅力について意見を出し合う、山梨大学の学生たち(上)東京にある山梨のアンテナショップを視察し、地場産品のPR手法を学ぶ(下左)甲州市のブドウ畑を調査するゼミ(下右)

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