ふれあい特集号vol.51(デジタルブック版)
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07ふれあい大月市立大月東中学校 教諭大月市立大月東中学校 教諭【問い合わせ先】 義務教育課 TEL 055-223-1764 FAX 055-223-1759山梨の未来をひらく 人づくり自主学習ノートを使い、家庭学習の習慣を身に付ける           │大月市立大月東中学校│冊子「家庭学習のすすめ 学びの甲斐善八か条」県内公立小中学校の全児童生徒に配布。県内公立図書館や公民館へも置き、地域への浸透も図っています。「八」という字は富士山の形に似ています。富士山のような学びの高みを目指してほしいと思います小田切 武 副主幹・指導主事義務教育課 生徒一人一人のノートからは、その子なりに努力する姿が見られ、ノート作成が学力を伸ばす土台になっていると感じています。教員はノートから見えてきた課題を授業に取り入れるなどし、授業改善の目安にもなっています見つけた課題は授業改善の目安になっています大澤 裕加さん小俣 好文さん 山梨の子どもたちは、好奇心に溢れ、さまざまなことにチャレンジする一方で、スマートフォンやゲームなどで遊ぶ時間が長く、家庭学習の時間が他の都道府県よりも短いという課題があります。各学校でも家庭学習を推進する独自の取り組みを行っていますが、県としても何か後押しができないかと考え、冊子「家庭学習のすすめ 学びの甲斐善八か条」を作成しました。 この冊子では、家庭学習の改善策を八つのポイントで示し、特に第一条ではノーベル賞を受賞した大村智さんのメッセージを掲載し、学びが人や社会の役に立つことを伝えています。 また、子どもと保護者に家庭学習の重要性を共有してもらえるよう、掲示資料「八のつく日は『家庭学習』振り返りの日」を配布しました。家族の目に入りやすい所に貼り、皆さんで話題にしていただきたいと思います。 授業改善プラン実践事業推進校となっている大月東中学校では、生徒の家庭学習の習慣化を促すために、自主学習ノートを使った指導を進めています。その日の授業を振り返り、自主学習ノートに書いてまとめてみる学習法は、授業と家庭学習を結び付けることができ、家庭学習で何をしたらよいか困っている生徒にも取り組みやすい内容です。このノートは私たち教員が毎日チェックし、学習の進捗状況を確認するのと同時に、教師から生徒へアドバイスをするコミュニケーションツールにもなっています。 生徒の独自性や工夫を尊重したノート作成による家庭学習は、生徒の表現力の育成にもつながり、確実な成果も現れ始めています。家庭学習の改善策を示した冊子「家庭学習のすすめ 学びの甲斐善八か条」の活用をか  い ぜんしんちょく

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