ふれあい特集号vol.50(デジタルブック版)
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06お母さんが笑顔で子育てできるよう精いっぱい支えていきます ベビーマッサージをしてもらった赤ちゃんは、ご機嫌でしたし、参加されていたお母さんたちも、とても楽しそうでしたね。私も、久しぶりに赤ちゃんとスキンシップができて、うれしかったです。 助産師さんと話をしているお母さんたちの様子を見ていると、どんどん笑顔になっていくんですよ。きっと安心できるのでしょうね。赤ちゃんを連れてこんなふうにくつろげる場があるというのは、お母さんたちにとって本当にありがたいと思います。 山梨へ移住して4年、近所の方々に優しく声を掛けていただきながら子育てしています。見守ってくれる人が近くにいるという環境は、何物にも代え難いです。 この施設では、助産師さんをはじめスタッフの皆さんが、常にお母さんと赤ちゃんを見守ってくれています。これからは、ここが「日本一健やかに子どもを育む山梨」の拠点となり、さまざまな子育て支援活動が広がっていくことを期待します。お母さんたちの笑顔がこの施設を、一層すてきにしていますね 宿泊型ケアを開始して、約70組の親子に利用していただきました。育児に疲れたお母さんがリフレッシュして、前向きに子育てできるようになっていただくのが、この施設の役割です。 今は核家族化が進み、周囲に助けてくれる人がいないお母さんが増えていますので、当センターの存在はますます重要になってくると思います。 産後のお母さんは無理をしがちです。育児の相談をしているだけで涙がこぼれてしまうくらい大変な状態にいる方ですら、「自分が大変な状況にあることに気付かなかった」と言います。ですから、一番近くで見ている家族の方が、最近笑わないなとか、不安そうにしていると感じたら、「センターに行ってみたら?」と声を掛けてあげてほしいです。 一番大切なのは、子どもの幸せ。そのためには、お母さんが笑顔でいることが大切です。スタッフ全員、産後のお母さんに寄り添いたいという志を持っています。誰でも初めてのことに戸惑うのは当然のことなので、困ったときはあそこに行けば何とかなる、という駆け込み寺的な存在として、センターを頼っていただきたいです。365日、24時間体制で相談料無料の産前産後電話相談も行っています。宿泊型ケアの利用を迷われている方も、まずは相談してください。産前産後ケアセンター榊原 まゆみ センター長タレント北川えりさんEri Kitagawa1975年静岡県生まれ。テレビ番組「ワンダフル」のワンギャルや、NHK語学講座「中国語会話」など、テレビ、ラジオ、映画に多数出演。2012年、自然の中で子育てがしたいと、ご主人の本家がある山梨市牧丘町に移住。現在は、4歳と2歳の男の子を育てながら、山梨を拠点に活躍中。お母さんや赤ちゃんと触れ合うセンター長

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