ふれあい特集号vol.50(デジタルブック版)
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 04みになりました。それに、先輩ママさんから話を聞くことで、双子を育てるということが具体的にイメージできるようになり、漠然とした不安が少しずつ薄れ、できることから始めようと、心に余裕が生まれました。北川 施設の環境について、どう思われました?加賀美 利用したママ友から「良いところだよ」と聞いてはいましたが、実際、きれいで落ち着ける空間があるし、頼りがいがある助産師さんや保育士さんがいるので、小さな子どもを連れていても安心できます。「双子の会」で会ったママさんたちも、「救われた、利用してよかった」と感激していました。私もこれを機にぜひ宿泊させてもらおうと思っていますし、産後もセンターのイベントに参加し、子育ての不安を解消していきたいです。北川 センターがお母さんたちを、いろいろな形で心身共に癒やしてくれていることが分かりました。これから利用したいと思っている方に、何かアドバイスがあったらお願いできますか。望月 自分だけゆっくりしていては申し訳ない、という遠慮もあると思うので、やはりご主人や双方のご両親の理解が必要だと思います。宿泊型ケアを利用することで、お母さんが笑顔で家に帰ることができれば子育ての自信につながっていきます。ぜひ多くのお母さんに利用してほしいです。加賀美 出産前からこちらのイベントに参加していると、施設の様子が分かって気後れせずに宿泊できると思います。「双子の会」には多くのお父さんも参加し、情報交換をしていました。ここは「ママの里」ですが、お父さんたちにもイベントなどに進んで参加してもらい、積極的に育児に関わってもらうことで、お母さんが一人で悩んだり、不安になることも減っていくのではないでしょうか。北川 産前産後のお母さんたちが何を大変だと感じるかは個人差があります。第三者から見たら心配な状況でも「これぐらい普通」「お母さんになったんだから」と頑張り過ぎたり、自分を追い詰めてしまう方もいると思うんです。そんなとき、この施設が、妊娠・出産という大事業を終えたお母さんへのご褒美のような場になっていったらいいですね。望月 誰でも気軽に利用できる「ママの里」の存在は、大きな心の支えになりますからね。加賀美 「こんな施設があるなら、もう一人子どもがほしいな」って思うお母さんが増えてくるといいですね。北川 お二人のお話を聞いていて、みんな何かしら子育ての悩みを持っているんだな、と改めて思いました。これからも、この施設が多くのお母さんたちの安らぎの空間となっていくことを願いたいですね。望月さん、加賀美さん、お二人も、いつまでも笑顔のママでいられるように、楽しみながら子育てしてくださいね。頑張るお母さんへのご褒美の場

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