ふれあい特集号vol.49(デジタルブック版)
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  04冨嶽三六〇と胎内ビジョン 冨嶽三六〇(ふがくさんろくまる)は、実際の富士山の千分の一の大きさで作られた、センターのシンボルオブジェ。ぐるっと見て回ると富士山の地形を確認でき、光と音の印象的な演出により、いろいろな顔を持つ富士山の多様性を感じ取ることができます。 また、内側には「胎内ビジョン」を設置。巨大スクリーンでは「再生」をテーマに、富士山の信仰と芸術の映像を、富士山の内部に潜り込んだような感覚で見ることができます。ようこそ富士山世界遺産センターへ 富士山世界遺産センターは、北館と南館に分かれています。既存の富士ビジターセンターは北館となり、引き続き観光などの情報を得ることができます。新たに建設した南館では、富士山の中腹を巡る信仰の道「御中道」を模した2階の回廊を一周した後、1階展示フロアを巡ることで、富士山の自然と人との関わりの歴史や文化、そしてその広がりを知ることができます。 オープンして間もないセンターを訪れた、富士山の麓の小学生たちを秋道所長がお出迎え。鳥居の形をモチーフにした富士山ゲートをくぐって、富士山の信仰と芸術の世界へ出発です。季節によって変化する富士山のイメージを、色鮮やかに映し出す冨嶽三六○。学芸員の説明を聞きながら、見学する子どもたちは、「赤色や青色に変わる富士山がきれい」と歓声を上げながら楽しんでいましたおちゅうどう

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