ふれあい特集号vol.48(デジタルブック版)
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03 山梨県は、ロケ地として使わせてもらうことが多いので、ご縁があると感じています。特に機会が多いのは富士吉田市。富士山の眺めが素晴らしい場所ですね。食べ物だとブドウが好きです。寒い時期は、ほうとうもおいしいですよね。 僕は「Honganji」という舞台で織田信長を演じています。武田信玄という人物は、信長にとって唯一勝てない、目の上のたんこぶのような存在でした。ですから、日本一の武将というイメージであと10年長く生きていたら天下を取ったのではないか、と思っています。そんな武将を演じるわけですから、雄大で骨太な信玄公でありたいと思っています。 僕は、これまで演じてきた全ての武将が好きです。ですから今回、武田信玄も「好きな武将」に加わることになります。 信玄公祭りは10万人以上が訪れるすごいお祭りだと聞いています。僕が信玄公を演じると発表された後、インターネット上でたくさんの反応を目にしました。期待の大きさを知り、うれしく思うと同時に、プレッシャーも感じています。 武田といえば騎馬隊ですが、僕は馬が好きです。これまで、大河ドラマなどで何度も乗馬シーンを演じてきました。信玄公祭りでも騎乗して出陣しますので、そういう部分にも注目していただき、信玄公役が陣内で良かったと思っていただきたいです。 また、山本勘助役の川口真五は、僕にとって勝手知ったる弟分。舞台で何度も共演した、信頼している役者です。大将と参謀の関係を二人でしっかり表現したいと思っています。  人を楽しませること、感動させること、魅了すること、これが僕らの仕事の基本だと思うので、常にそこに立ち返り、そこをベースに活動しています。表現の方法は音楽や演技、映画作りなどいろいろですが、このベースは変わりません。また、まず自分が楽しまなければ、お客さんを楽しませることはできないという思いも、ずっと変わらず持っています。 芝居には、その人の人生、その人の魅力が表れます。だから、僕は役者にとって「しっかり生きること」が大切だと思っています。 そんな思いで一日一日を積み重ね、デビュー36年目の今年、第45回信玄公祭りの信玄公役をやらせていただくことになりました。山梨県民の皆さんの期待に応え、喜んでいただけるよう、全力で武田信玄公役に挑みます。ふれあい信玄公のイメージは〝日本一の武将〞山梨とはご縁があるなと思っています信玄公役が陣内で良かったと思っていただきたい人を楽しませることそれが表現のベース第45回信玄公祭り俳優。1978年2月4日生まれ。愛知県出身。テレビドラマ「仮面ライダー響鬼」で仮面ライダー轟鬼を演じた。陣内さんとの息の合った演技に期待。川口真五さんShingo Kawaguchi全力で信玄公役に挑む武田信玄を支えた軍師山本勘助役

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