ふれあい特集号vol.47(デジタルブック版)
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【問い合わせ先】 山梨県農地中間管理機構 TEL 055-232-2760 FAX 055-223-2117農地は農業経営の基盤信頼できる機構から借りることで安心して農業に打ち込めます農地中間管理機構が農地の貸借を公的に仲介 農業を始めたい、経営規模を拡大したい、という農地を「借りたい」方と、規模を縮小したい、農地を相続したけれど耕作する人がいない、という「貸したい」方を、山梨県農地中間管理機構がつないでいます。 峡東地域の果樹栽培は、地域住民の生計や文化と密接に結び付き、桃源郷とも呼ばれる美しい農村景観を形成しています。 この農業システムを末永く保存し、地域の活性化を図っていくため、県は、山梨市、笛吹市、甲州市、関係団体と「峡東地域世界農業遺産推進協議会」を設立し、世界農業遺産への認定に向けた取り組みを進めています。世界農業遺産国連食糧農業機関(FAO)が認定。世界的に重要な農業システムを認定し、その保全と活用を目的とする国際的なプロジェクト。山梨の四季を通じた果樹農業を世界農業遺産に!【問い合わせ先】 農政総務課 TEL 055-223-1583 FAX 055-223-1585就農を目指し、岩手県釜石市から家族で移住。農業生産法人での2年間の研修を経て、平成25年4月より独立。地元農家から借りた甲州市塩山の玉宮、千野の農地1町2反で営農している。三浦 誠さん・香穂子さんブドウ、モモをはじめとした、四季を通じた果樹農業が行われている峡東地域貸したい人借りたい人●貸したい人から農地を借り受けます。●借りたい人が、まとまりある形で農地を 利用できるよう配慮して貸し付けます。●必要に応じて基盤整備を支援するなど 農地の利用条件を改善します。借り受け貸し付け農地中間管理機構 独立の際、大きな壁になるのが、どうやって農地を確保するかということ。実績や後ろ盾が無いと大変です。私の場合は、ありがたいことに農業委員さんの後押しもあって土地を借りることができましたが、その後、農地を拡大するまでには至りませんでした。 3年目を迎えた今年、農地中間管理機構に仲介してもらい農地を広げることができました。果樹は長期間での賃貸契約になりますから、公の機関に入ってもらうことで、契約上のトラブルが回避でき、基盤が安定するという期待感があります。また、万が一不測の事態が起きても、次の担い手を見つけてもらえるといった安心感もあります。実際、とても良い農地を借りることができ、感謝しています。 今後は、より生産性の高い畑を作るとともに、巨峰やピオーネなどの黒系の大玉品種を中心にしながら、真摯にやっていきたいと考えています。山梨 農地機構検索しん し  06

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