ふれあい特集号vol.47(デジタルブック版)
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  04 若い人たちが生き生きと農業に取り組んでいる姿に、素直に感動しました。皆さん、本当に良い顔で、楽しそうに作業していましたね。その姿には未来への希望を感じましたし、「新しいことに挑戦したい」「農業を変えていきたい」と、目を輝かせながら話してくれるのを聞いていると、私も頑張らなくちゃと、刺激をもらいました。 今日は見事な白菜も収穫させてもらいましたが、あの白菜、だいたい3㌔あるそうですね。ちょうど、出生時の赤ちゃんくらい。だからというわけではないのですが、農業って、子育てと似ているようにも感じます。「愛情を注げば、野菜は応えてくれて良い物ができる。そこが魅力です」という学生さんの言葉が心に響き、すてきな仕事だとあらためて思いました。もちろん、そこには苦労や厳しさもあるのでしょうが、山梨の農業には先人が培ってきた技術があるのですから、その継承者としての誇りを持って、ぜひ夢をかなえてほしいです。 農業従事者の高齢化に伴う担い手不足が全国的に問題となっており、山梨でもその育成は非常に大きな課題です。 本校では、2年間で農業生産および経営管理技術の基礎を習得する養成科、より高度な技術を習得する専攻科を設置しています。また、再就職先として就農を目指す方に向けた研修を行うなど就農の入り口としての役割を果たしています。 今や農業は農家の子弟だけが継ぐ時代ではなく、農業生産法人へ就職して就農を目指す普通科高校出身者が増えていますので、JAなど関係機関と連携しつつ、就農をサポートする環境を整えています。 また、カリキュラムに、農業現場への派遣研修を組み入れ、地域の農家と顔なじみになることで、スムーズな農地確保や、「農大の学生なら」と地域で受け入れてもらえる関係づくりを後押ししています。 農業を取り巻く状況は急速に変化しており、常に学ぶ姿勢が求められます。学生たちには、本校での学びや同級生とのつながりを土台に、山梨の農業を担う農業者として大きく羽ばたいてほしいと願っています。農業はとってもすてきな仕事生き生きと取り組む学生に明るい未来を感じました県立農業大学校では山梨の農業を支える人材を育成しています時代の流れに対応しながら就農をサポート就農の入り口としての役割愛称「ハギトモ」。1980年4月13日生まれ。甲府市出身。シドニーオリンピック出場、元競泳日本代表。現在は日本水泳連盟理事。テレビ出演や水泳教室、講演活動など多岐にわたる活動を行っている。平成26年、記録的な大雪で被害を受けた山梨の農業を支援するため、復興チャリティーを立ち上げた。プロジェクト終了後も、山梨県のフルーツのトップセールスに参加するなど、日頃から山梨の農業を応援している。やまなし大使萩原智子さんTomoko Hagiwara山梨農大検索専門学校 北杜市長坂町長坂上条3251TEL 0551-32-2269 FAX 0551-32-2034山梨県立農業大学校加藤 肇 副校長県立農業大学校試験日 2月16日(火)出願期間 1月25日(月)~2月5日(金)受験資格 高等学校または中等教育学校を卒業     した者(平成28年3月卒業見込みの     者を含む)など試験内容 【養成科】国語総合(古文・漢文は除く)、数学Ⅰ、      面接、小論文 【専攻科】面接、小論文 など ※詳細はホームページでご確認ください。平成28年度 入学生募集後期一般入学試験を実施します。

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