ふれあい特集号vol.47(デジタルブック版)
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  02 北杜市長坂町にある県立農業大学校は、県内唯一の農業専門学校。2年間にわたって果樹、野菜、花きの基本的な栽培技術から、流通、販売に至るまで、幅広く農業について学べます。 この日は、県立農林高校の生徒が農大を訪れ、連携授業が行われました。温室では、種から育てたシクラメンを前に、農大生が高校生たちを指導しています。 「僕の実家は花き農家で、農大には花の栽培技術を身に付けに来ましたが果樹の実習をしていくうちに、将来は実家のある富士北麓地域で生食用ブドウを作りたいと考えるようになりました」。と園芸学科2年生の三浦さん。萩原さんは「応援するよ。頑張ってね!」と、力強いエールを送りました。 恵まれた自然条件と、先人のたゆまぬ努力が生み出した生産技術を活用し、生産量日本一を誇るブドウ、モモ、スモモなどの特色ある産地が形成されている山梨県。県では、農業が地域の魅力の原動力となるよう、さまざまな施策を展開しています。 農業のさらなる発展には、担い手の確保が重要です。そこで今回は、日頃から山梨の農業を応援している、やまなし大使の萩原智子さんが専門学校山梨県立農業大学校を訪ね、担い手の育成に取り組む様子をリポートします。元気いっぱい、山梨の農業!!元気いっぱい、山梨の農業!!農業の未来を担う若い力を育成幅広い学びが夢への一歩青空の下収穫の喜びを満喫 野菜ほ場では、大根、白菜などが収穫の時を迎えています。自宅マンションで家庭菜園をしているという萩原さんも、「ここにいるだけで、野菜の良い香りがしてくるね」と感動した様子。シクラメンの手入れをする三浦さん

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