ふれあい特集号vol.46(デジタルブック版)
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09ふれあい 腎臓は沈黙の臓器とも呼ばれています。CKDの初期には自覚症状が現れないため、早期発見が難しく、重症化すると、透析を一生続けなければなりません。 山梨県は、人口10万人当たりの糖尿病性腎症による新規透析導入患者数が全国1位となっています。 職場や自治体で行われている定期健康診断を毎年受けてください。CKDは尿検査や血液検査で見つけることができます。尿検査での尿タンパク・血尿の判定、そして血液検査でクレアチニン値から算出する「推算糸球体ろ過量」を確認することは、CKDの早期発見にとても有効です。早期発見、早期受診が重要です普段から減塩に努めましょう 腎機能が低下しても、医師の指示を守り治療を続けていけば悪化を遅くすることができます。糖尿病であればそれを悪化させないこと。高血圧のコントロールをしっかりすること。そして薬だけでなく、適切な食事、運動を心掛けるなど生活習慣を変えていくことが大切です。 県内の専門医が中心となり山梨CKD医療連携協議会を立ち上げ、病診連携を進めています。これは患者さんが、かかりつけ医を受診すると、そこから専門医を紹介され、専門医が対応策を立てた上で、かかりつけ医が治療を進めていくというものです。このシステムにより、早期治療につながっています。 県民の皆さんには、CKDを正しく理解し、早期発見、早期受診を心掛けていただきたいと思います。 今年度から慢性腎臓病の予防対策事業を始めました。早期発見に有効な血清クレアチニン検査を県民の皆さんが受けやすくするため、検査を実施する市町村に補助金を交付しています。また、腎臓専門医などの協力により、病診連携の仕組みを全県に普及さ【問い合わせ先】 健康増進課 TEL 055-223-1493 FAX 055-223-1499検索やまなし CKDCKD予防のため家庭で心掛けましょう原口内科・腎クリニック院長 原口 和貴さん健康増進課 松井 理香 副主幹山梨県は人口10万人当たり全国1位の透析患者数早期受診と生活習慣改善を医療機関の連携による治療健康診断で早期発見県のCKD対策スポーツ・健康特集ほどほドリうま美ちゃんしぼルトくん□塩分の取り過ぎを控える だしやうま味を利用して素材の味を生かす□脂肪分の取り過ぎを控える□規則正しい生活をする□睡眠不足の解消□肥満の解消□ストレスをためない□運動不足の解消 手軽にできるウオーキングがお薦めです生活習慣病予防セミナー日時 11月5日(木) 午後2時~場所 ぴゅあ総合(甲府市)内容 生活習慣病の予防と腎臓病健やか山梨21推進大会日時 12月5日(土) 午後1時~場所 いちのみや桃の里ふれあい文化館(笛吹市)講演 慢性腎臓病(CKD)の予防せる取り組みも進め、県民の皆さんが安心して受診できる体制を整えています。 CKDをテーマにした講演会も開催しますので、ぜひ、ご参加ください。【申し込み先】 山梨産業保健総合支援センターTEL 055-220-7020 FAX 055-220-7021【問い合わせ先】 健康増進課山梨県減塩マスコットキャラクター3人衆

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