ふれあい特集号vol.46(デジタルブック版)
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05ふれあい スポーツを楽しむためには、健やかな体の育成が重要です。県では、学校・家庭・地域が連携を図りながら、スポーツ活動を支える健康教育を推進しており、栄養教諭や養護教諭が中心となって活躍しています。健やかな体をつくるために自分の健康は自分でつくる子どもを育てたい甲州市立塩山北小学校 栄養教諭佐藤 麻美さん甲州市では、毎月19日を「和食の日」と定め旬の魚をメーンにした和食の献立を提供。この日は、いわしのかば焼き、きゅうりの浅漬け、かぼちゃの味噌汁、冷凍みかん、牛乳自分たちで作った野菜で サラダパーティーをしたの。おいしかった。嫌いだったミニトマトも食べられたよ。北小の給食はいろんな味が楽しめておいしいよ♪野菜大好き。おかわりするよ!お魚が好きだから「和食の日」が 楽しみなの。 子どもたちを取り巻く環境が変化する中、食の乱れや不規則な生活など、健康面への不安が大きな社会問題になっています。「家庭だけで教えることが難しくなっているのでは」との声もあり、学校での指導=食育が求められるようになってきました。 塩山北小学校では、「自産自消」を掲げ、「自分で作って、自分で食べる」取り組みを行っています。地域の農家の方々の指導の下、全校児童が野菜作りを体験。自分たちで収穫物を料理して食べる機会をつくり、食への関心を高めることを目指しています。 また、食育には、家庭との連携も欠かせません。家庭での食に関するアンケートを行った結果、栄養バランスが取れた献立が少ないなど、課題も見えてきました。結果は、PTA便りでお知らせし、今後の取り組みに生かしていきます。 食育には、「自分の食生活を、自分で考えられるようになってほしい」との願いが込められています。食への意識が児童一人一人に根付き、家庭へ、そして地域へと広がってくれたらと期待しています。子どもたちのミニトマト栽培日記スポーツ・健康特集

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