ふれあい特集号vol.46(デジタルブック版)
2/24

  02 富士吉田市にある富士北麓公園を訪れた武藤さん。県スポーツ健康課 矢澤満美指導主事の指導の下、地元の小学生と一緒に、新体力テストに挑戦しました。 「文部科学省が実施しているこの調査は、全国の子どもの体力を把握・分析し学校や地域、家庭での体育・健康に関する指導などに役立てられています」。「ちなみに、山梨の子どもたちは、全国から見てどんな状況ですか?」と武藤さん。「種目にもよりますが、残念ながら全国平均を下回っているものが多いですね」との矢澤さんの答えに、「意外だなぁ。山梨は豊かな自然に囲まれていて、僕らは外で遊んで体を鍛えるのが当たり前だったから、山梨の子どもは元気で体力もあるかと思ったけれどなぁ…」と、がっかりした様子です。 「県では、子どもたちの体力向上のために、公立の小・中・高等学校全学年で山梨県新体力テスト・健康実態調査を実施しています。これは、子どもたちが自分自身の体力を知り、体力向上のための目標を自分で立て、達成する喜びを実感できるように行っています。また、遊びを通して体力や運動の基礎を培っていく場をつくったり、生涯にわたってスポーツに親しむ習慣を身に付けていくことも考えています」。矢澤さんの言葉に、「そ 県では、「やまなしスポーツ推進プログラム」を策定し、県民一人一人のライフステージに応じた健康の保持増進や競技スポーツの推進に努めています。 幼少期から体力や運動の基礎を培うことは大切です。そこで今回は、山梨県出身のプロレスラー 武藤敬司さんに、地元の小学生と一緒に新体力テストを体験してもらい、スポーツの楽しさを自らの経験を交え話していただきました。健康な生活をおくるために健康な生活をおくるためにスポーツの秋スポーツの秋子どもの体力向上を目指して男子 16.55女子 16.09握力(kg)握力体を動かす大切さを伝えたい「せーの」の掛け声で一緒に握力計を握る。武藤さんの数値をのぞきこんでいた子どもたちから、「うわーっ」「すごーい」と歓声が。それにつられて男の子の数値も、普段よりアップ

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る