ふれあい特集号vol.45(デジタルブック版)
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自宅の農園で家族そろってトマト、キュウリなどさまざまな野菜を栽培  04知事 世界遺産に登録された富士山には、年間3千万人の観光客が訪れていますが、その7割は日帰りです。多くの方に長く滞在して楽しんでいただけるように、北川さんもおっしゃるとおり自ら参加、体験できる楽しさを提供することが必要ですね。 また富士山を目的に来県した観光客に、富士山からワイナリー、桃源郷などといった県内各地を巡るツアーを提案するなど、山梨の貴重な資源をつなぎ、発信していく仕組みもつくっていきたいですね。知事 北川さんは2人のお子さんがいらっしゃるということですが、山梨での子育てはいかがですか。北川 上の子が3歳、下の子はもうすぐ1歳ですが、2人とも山梨の恵まれた自然の中で、伸び伸びと育っています。上の子は自宅の農園で一緒に畑仕事も楽しんでいます。そういった日常の生活の中で、大切なものを自然と感じ取り、学んでいるんだなと思います。知事 子育ては楽しいことがたくさんありますが、大変なことも多いと思います。そこで、悩みを抱えていても誰に相談していいのか分からない方のために、現在、子育てで困ったときの手助けとなる携帯用の手帳を作成しています。地域ぐるみで子育てをしていこうという関係づくりの一つとして活用してほしいと思っています。北川 いざというときに相談先がすぐに分かるのは心強いですね。今の時代は孤立を感じているお母さんもいます。うちもどちらの両親も県外在住なので、すぐに頼れる状況ではありません。主人が育児も家事も協力してくれるので助かっていますが、仕事が忙しくて頼れないこともあります。今の状況では3人目を考えるのは、厳しいかなと感じています。私のようにもう1人欲しくても、ためらっているお母さんは多いのではないでしょうか。1975年、静岡県生まれ。自動車教習所の教官を経て芸能界へ。テレビ番組「ワンダフル」のワンギャルや、NHK語学講座「中国語会話」など、テレビ、ラジオ、映画に多数出演。2012年、自然の中で子育てをするため、ご主人の本家がある山梨市牧丘町に移住し、現在山梨を拠点に活躍中。やまなし暮らし支援センターのイメージポスターにも起用されている。北川えりさん プロフィール安心して産める環境子育て支援にも期待対 談北川えり後藤 斎山梨県知事タレントEri KitagawaHitoshi Goto

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