ふれあい特集号vol.44(デジタルブック版)
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出口07ふれあい 日本が近代国家の形成を目指した明治時代。山梨からは、高い先見性を持った多くの実業家が登場しました。彼らは、鉄道や電力といった公共性が高い実業に大きな夢を見いだし、現代にもつながる日本の発展の基盤を築きました。※4月2日(木)は、午後2時から開館記念式典を行います。  一般公開は、式典終了後となります。小野金六第十国立銀行東京支店長を務め、東京割引銀行を設立。富士身延鉄道(現・JR身延線)の設立にも関わる。田辺七六政治家。実業家として、多くの電力会社経営に参画。後楽園スタジアム(現・東京ドーム)の設立に携わり初代会長となる。堀内良平富士急行の創業者。「富士を世界に拓く」を理念とし、富士山周辺の観光開発に尽力する。河西豊大郎政治家。中央実業界に進出したことを契機に、東北電力、関東ガスなど電力関係の経営にも関わる。根津嘉一郎東武鉄道など全国の鉄道会社経営に関わった「鉄道王」。文化振興にも貢献、県内全小学校にピアノを寄贈。若尾逸平天秤棒から身を起こし一代で東京の電力や市電を支配するほどの財を成す。県内初の貴族院議員。雨宮敬次郎鉄道や製鉄業などに手腕を振るい、甲武鉄道(現・JR中央線の一部)の取締役となる。小林一三阪急電鉄、宝塚歌劇団など阪急グループの創設者。鉄道を拠点とした沿線開発は、私鉄経営のモデルとなる。早川徳次東京地下鉄道(現・東京メトロ)を設立し、東洋で初めての地下鉄(上野―浅草間)を開通させる。笛吹市 1881─1942笛吹市 1870─1944南アルプス市 1820─1913韮崎市 1873─1957甲州市 1879─1952山梨市 1860─1940甲州市 1846─1911韮崎市 1852─1923南アルプス市 1874─1959復元された旧知事室・正庁の姿から山梨の歴史を肌で感じ、先人たちがつくってきた山梨の歩みをたどります。往時を知る映像や写真、年表を通じて県政の歴史を振り返り、山梨の未来に思いをはせます。こども向け展示正庁(3階)旧知事室(2階)検索山梨近代人物館問い合わせ先 : 山梨近代人物館TEL 055-231-0988 FAX 055-231-0991東門西門防災新館北別館議事堂本館別館P紅梅北通り平和通り至甲府駅舞鶴通り開館時間 : 午前9時~午後5時休 館 日 : 第2・4火曜日/年末年始入 館 料 : 無料第1回展示のテーマは「甲州財閥と近代日本を築いた甲州人」情報展示室クイズに答えながら先人の人生が学べるコーナーもあります。県政歴史展示室 県政の歩みを知る写真提供 阪急電鉄(株) 富士急行(株) 東武博物館 山梨中銀金融資料館 (順不同)山梨近代人物館山梨県庁舎別館2階・3階(甲府市丸の内1-6-1)山梨近代人物館てん びん※3月中は、学術文化財課 TEL 055-223-1790

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