ふれあい特集号vol.44(デジタルブック版)
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 山梨が発展を遂げていくためには、人口の増加が不可欠です。 100万人を実現するのは難しいと感じる方もいらっしゃると思います。しかし、今の時代、目標を持たない自治体経営はあり得ません。共感していただける方を増やしていき、地域も世代も性別も越えた県民の結びつきを強化して、みんなで人口100万人の都市づくりに取り組んでいきたいと強く思っています。 そのためには、山梨が持つたくさんの魅力を有機的に連携させていくことが大切です。触媒となってそれぞれをつなぎ、まとめ上げていくのが県の役割。上手に連携し、きらりと光る価値を強力に発信していくことで山梨の魅力はもっと強化できます。そうすれば、山梨に住みたいという方が必ず増えるはずです。 山梨の魅力は一言で言えないほどたくさんありますが、あえて一つ挙げるとしたら「東京に近い田舎」だということですね。自然豊かな山梨は、まだまだ伸びていく余地がある、可能性を秘めているということです。特色あふれる地域資源を生かしていけるのです。 たくさんの方々のご支持をいただき知事として山梨のために尽くしたいという想いが実現し、仕事を始めることができました。山梨の発展のために働ける喜びとともに、県民の代表として意思決定をしていく責任の重さというものを痛切に感じています。県民にとってプラスになることを、従来の枠を乗り越えてやっていきたいと思います。 農林水産省時代にさまざまな事業や施策を検討・研究する際、「ふるさと山梨に照らし合わせてみるとどうだろう」と、常に思いを巡らせていました。 役人時代は東京だけでなく、海外でも暮らしました。一方、議員時代は誰にも負けないほど山梨の隅々まで回り、県民一人一人のお話を伺ってきました。山梨を外から国際的な感覚「鳥の目」で見てきて、その後山梨のあらゆる地域を歩き、さまざまな現場を「虫の目」で見たことで、それまで気付かなかった良さを発見することができました。 どこに住んでいても、山梨のことを考えていました。それだけ、生まれ育った山梨が好きだということです。03ふれあい知事に就任した今の気持ちは「人口100万人都市 山梨」を掲げていますが農林水産省時代、そして議員時代山梨をどのように見ていましたか

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