ふれあい特集号vol.44(デジタルブック版)
23/24

23イベント情報県立施設の最新情報をお届けEVENTye県立4館(美術館・文学館・博物館・考古博物館)は、小・中学生、高校生などの観覧料が無料です。近藤浩一路《下京の夜》 1913年(山梨県立美術館蔵)詩「本栖村」色紙 『青い夜道』所収の詩の第一聯田中冬二(1894~1980年)福島市生まれ 本名は吉之助特別展夜の画家たち-蝋燭の光とテネブリスム-県立美術館甲府市貢川1-4-27TEL 055-228-3322 FAX 055-228-3324開催期間/4月18日(土)~6月14日(日)観覧料/一般1,000円、大学生500円※各種割引などあり。詳しくはお問い合わせください。甲府市貢川1-5-35TEL 055-235-8080 FAX 055-226-9032県立文学館県立博物館笛吹市御坂町成田1501-1TEL 055-261-2631 FAX 055-261-2632 西洋美術が頂点に達したバロック期に流行したテネブリスム。これは、夜や闇に差す光や炎によって、対象を浮かび上がらせる技法です。今回の展示では、江戸時代の亜欧堂田善から、近代の高橋由一、山本芳翠を経て髙島野十郎まで、この技法に魅了され日本のテネブリスムともいうべき独自の明暗表現を手掛けた、日本の「夜の画家」たちの作品を紹介します。開催期間/3月28日(土)~5月18日(月)観覧料/一般1,000円、大学生500円※各種割引などあり。詳しくはお問い合わせください。開館10周年記念特別展微笑みに込められた祈り 円空・木喰展特設展田中冬二展 なつかしい日本の風景開催期間/4月25日(土)~6月21日(日)観覧料/一般320円、大学生210円※各種割引などあり。詳しくはお問い合わせください。   田中冬二は、懐かしい日本の風景や人々の暮らしの記憶を、優しく清澄な言葉で歌った詩人です。第一詩集『青い夜道』以降、生涯に18冊の詩集を刊行しました。山梨では早川町奈良田、富士北麓、八ヶ岳南麓などを訪れ「河口村」「本栖村」「山郷」「富士ビューホテル」などの詩を残しました。直筆原稿・草稿、ノート、書画、書簡などとともに、その作品の魅力を紹介します。円空作「不動三尊」(栃木県 清瀧寺蔵)木喰作「子安観音菩薩」(愛知県 徳蔵寺蔵) 身延町古関出身の木喰は、全国行脚しながら各地で仏像を彫り残した作仏聖として知られています。1000体に及ぶ像を制作したといわれ、現在は720体ほどが確認されています。多くが満面の笑みを浮かべていることから「微笑仏」と呼ばれ、人々を魅了し続けています。今回は同じく作仏聖として名高い円空の作品も、併せて紹介します。さ ぶつひじりみ しょう ぶつろうそくもく じきふれあい

元のページ  ../index.html#23

このブックを見る