ふれあい特集号vol.43(デジタルブック版)
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  04 11月17日、国道139号松姫トンネルが開通しました。大月市と小菅村を結ぶ全長3066㍍のこのトンネルは、小菅村や周辺地域住民悲願の生活幹線道路。大月までの所要時間はこれまでの半分、約30分に短縮され、大雨、災害、積雪などによる通行止めも大幅に減ることが期待されます。 また、開通に合わせて民間の路線バスが大月市〜小菅村間の運行を開始。村でも通学バスの運行を始めます。 さらに、市と村の間のアクセス改善によって中央道や国道20号の代替道路としての機能が高まり、東京都西部から小菅村経由で富士北麓などに至る新しい観光ルートの開発にも期待がかかります。 多摩源流をキーワードに、首都圏に近い立「松姫トンネル」が開く、大きな可能性 大月に下宿をしていますが、たまに帰ってくるとみんなが声を掛けてくれます。そんな温かさと、豊かな自然が村の魅力です。トンネルの開通により、他地域との交流が広がり、小菅の良さをたくさんの人に知ってもらえるといいなと思います。 今は部活があるので下宿を続けますが、3年生になったら自宅から通うことも考えようと思います。 村の皆さんと一緒にバスでトンネルを通ったのですが、あっという間で、不思議な感じがしました。トンネルの開通で卒業後の選択肢が増えました。下宿しなくても通える高校がたくさんあるので、両親や先生と相談しながらしっかり考えたいと思います。 将来は外国に行って仕事をしたいと思っています。トンネルが開通して、村も私も夢と可能性が広がったと感じています。都留高校1年 石原 翼さん路線バス運行開始出発式では、運転手さんに小・中学生らが花束を贈呈(左)開通記念式典には大勢の村民が出席。同村の小永田神代神楽(こながたじんだいかぐら)がお祝いムードに花を添えた小菅中学校3年 奥秋晴奈さん動画で見よう! 道路が開く山梨の未来❶スマートフォンまたはタブレットに「junaio」のARアプリをダウンロード(無料)❷アプリを起動 ❸この写真にかざしてスキャンボタンを押すと動画が始まります。junaio(ジュナイオ)“空から見た   中部横断道”ツール・ド・富士川松姫バイパス開通小学生からお年寄りまでがバスに乗り込み、松姫トンネルを初走行。バイパス開通および大月市~小菅村間のバス路線開通を祝った自宅から通える高校が増えてうれしい!将来の夢も広がりました他地域との交流が広がり小菅がもっと元気になるといいなと思います松姫トンネル大月側入口松姫峠(標高1,250m)松姫トンネル大月側入口と、山を縫うようにして松姫峠を越える旧道(赤い線)

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