ふれあい特集号vol.43(デジタルブック版)
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13【問い合わせ先】 やまなし県民文化祭実行委員会事務局(生涯学習文化課内) TEL 055-223-1797 FAX 055-223-1322県立博物館丸尾依子学芸員やまなし県民文化祭マスコットキャラクターカルチャくんカルチャくんがインタビュー山梨の伝統芸能ふれあい検索やまなし県民文化祭伝統芸能の魅力って、どんなところ? その土地の暮らしの息吹が感じられるところかな。神様と人と自然のつながりの中で作り上げられ、それぞれの時代の感性を取り入れて変化しながら、世代を超えて受け継がれてきた。だから、伝統芸能を見ることは、その土地の歴史に触れることでもあるんだよ。 普段はごく普通に生活している人が、きれいな衣装を着たり、演技をして拍手を浴びたりと、日常を離れて輝いている姿もすてきだね。今回はどんな伝統芸能が披露されるの? 3人の使い手が操る人形が、繊細に、美しく動く「笹子追分人形芝居」。本当に神様が降りてきて舞っているような、神秘的で幽玄な神事「上黒平の能三番」。村人の歌う『春駒の唄』に合わせて白馬に乗った人と馬方がペアで踊る「一之瀬高橋の春駒」など。 どれも、地域の人たちが受け継いだり、復活させたりして、大切に守っている伝統芸能だよ。国文祭では、いろんな伝統芸能が上演されたカル。 そうだね。おととしの国文祭は、伝統芸能が活気づくきっかけになったよね。 今、地域の過疎化や高齢化などで継承が困難になっている伝統文化が、日本中にたくさんあるんだ。時代を超えて大切に守られてきた文化は、後世に伝えていきたいよね。そのためには、国文祭だけで終わらせず、今後も定期的に光を当てていくことが大切なんだよ。一人でも多くの人の関心を集めて、みんなで守っていきたいっていう気持ちを盛り上げることが必要なんだ。だから今回、各地の伝統芸能を集めて上演するんだね! その通り。より多くの方に、山梨には面白い伝統芸能がたくさん残されているっていうことに気付いてほしいの。 それで興味を持ってもらえるようにすることで、伝統芸能を未来に伝えていくお手伝いができたらいいなって思っているんだ。カルチャくんも応援してね。もちろん!ますます「伝統文化の祭典」が楽しみになったカル。皆さんも、僕と一緒に見に行こうカル♪「まちなかアーティスト」と称するパフォーマーたちが、県内各地で音楽やダンスなどを披露し、まちなかに文化の風があふれました。他にもたくさんのイベントを開催しているカル。詳しくはホームページを見てね!まちなかステージ美術、書道、写真、華道、フラワーデザイン、ハンドクラフトの作品を展示。県内の指導的立場にある作家たちの力作が勢ぞろいし、美の競演を繰り広げました。総合展示―美の競演・やまなしの作家たち2014―(6月~11月)(11月20日~24日 県立図書館) 皆さん、こんにちは!僕は、やまなし県民文化祭マスコットキャラクターのカルチャくん。今日は、2月15日に開催される「伝統文化の祭典」が待ちきれなくて、県立博物館にやって来たよ。学芸員の丸尾さんに、山梨の伝統芸能について教えてもらうカル!ささごおいわけにんぎょうしばいかみくろべらのうさんばいちの せ たかはしはるこま

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