ふれあい特集号vol.41(デジタルブック版)
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05環境保全とスピードを両立するリニアの技術 車両に搭載された超電導磁石と地上に設置される推進コイル。それらが引き合う力と反発する力を利用して車両を進行させます。また、車両の超電導磁石が高速で通過すると、地上側のコイルに電流が流れて電磁石になり、車両を押し上げる力と引き上げる力が発生するため、車両は浮上走行します。 騒音や振動が少なく、他の交通機関に比べて二酸化炭素の排出量も少ないため、沿線環境への影響を最小限に抑えることができる交通手段といわれています。リニア中央新幹線計画Check Point!粛々と進められてきた50年間日本独自の技術開発 昭和37年、東京~大阪間1時間を目標に、新幹線の次の超高速鉄道としてリニアモーター推進浮上式鉄道の研究を開始。昭和47年には、旧国鉄・鉄道技術研究所でML100が初めて浮上走行に成功しました。 その後、宮崎県日向市の浮上式鉄道宮崎実験センターでの走行試験を経て、平成9年4月、山梨リニア実験線(先行区間18.4㌔)での走行試験を開始。時速500㌔以上での走行を実現しました。走行技術、車両ともに開発、改良を重ねた結果、平成17年3月、「実用化の基礎技術が確立したと判断できる」との評価が超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会より発表され、リニア新幹線実現に向けた動きが加速。平成25年8月29日、山梨リニア実験線42.8㌔での走行試験を開始し、営業を見据えた新型車両での走行試験が行われています。山梨県立リニア見学センター●開館時間 9時~17時(入館は16時30分まで)●休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日、火曜日が祝日の場合は開館)      祝日の翌日(祝日の翌日が金・土・日曜日の場合は開館)、年末年始(12/29~1/3)●料  金 一般・大学生420円 高校生310円      小中学生200円 未就学児無料 ※団体割引あり●駐車場 無料(一般駐車場140台、障害者専用駐車場あり。バス待機所20台)ふれあい 全国新幹線鉄道整備法に基づき、平成23年5月に国土交通大臣が整備計画を決定した「中央新幹線」。東京都・大阪市間を最高速度505㌔の超電導リニアモーターカーで走行し、甲府市付近、名古屋市付近を経由することになっています。現在進められている環境影響評価を経て、国から工事実施計画が認可された後に着工されます。平成39年には、東京都・名古屋市間の開業を予定しており、本県と主要都市との所要時間は、東京・品川まで約25分、名古屋市まで約40分と現状より大幅に短縮されます。終点大阪市まで完成すれば、東京都・大阪市間は約1時間で結ばれることになります。都留市小形山2381 TEL 0554-45-8121 FAX 0554-45-8122 リニアファンクラブサポーター募集中! リニア中央新幹線の早期実現を図るために設立した「山梨リニアファンクラブ」では、サポーターを募集しています。サポーターには、メールマガジンでリニア関連情報を提供。9月30日までに新規会員登録いただいた方の中から、抽選で10名の方に、特製リニアグッズをプレゼントします。【問い合わせ先】リニア推進課 TEL 055-223-1664  FAX 055-223-1666Check Point!プレゼントキャンペーン実施中検索リニアファンクラブ検索リニア見学センター名古屋市奈良市附近山梨県奈良市附近大阪市名古屋市山梨県東京都東京都東京都東京都東京都山梨県名古屋市出典:リニア中央新幹線建設促進期成同盟会ホームページ

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