ふれあい特集号vol.40(デジタルブック版)
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 吉高さんの甲府ロケは、昨年11月に始まりました。山あいのロケ地には、家が造られ、田んぼが耕されて、実際に人が住んでいるかのような世界が創られています。「山がすぐそばにあってすごいなぁと思ったり、高い建物がそんなに無いせいか空がすごく近くに感じられたり…、行き帰りの中央道からは、富士山もきれいに見えました。撮影中、地元の方からワインの差し入れを頂いたんですけれど、赤も白もすごくすっきりしていて飲みやすくて、おいしかったです」 甲府ロケでは、花子の家族とのシーンが撮影されました。〝おじい〞役の石橋蓮司さんと〝おかあ〞役の室井滋さんが、本番以外でも本当の親子のような、とてもいい雰囲気だったり、「この〝おかあ〞だったらこの場面はこんなふうにするんじゃないかな」と、室井さんと〝おとう〞役の伊原剛志さんが相談しながら決めたりしている姿などを目の当たりにしたという吉高さん。「ああ、この人たちと一緒にできてうれしいって心から思えて、この作品に対する愛情がどんどん膨らんでいきました」 そして、避けて通れないのが甲州弁。方言指導の先生に教わっても、なかなか難しいようで、「奥が深いですね。何でも語尾に〝ズラ〞をつければいいわけじゃないって、やっと分かってきました(笑)」。吉高さんも、共演者の皆さんも、苦労されているようです。   クランクインから数カ月、吉高さんは原案の作者である恵理さんをはじめ、共演者の方々、スタッフの皆さん…、いろいろな人が良い作品にしようという気持ちを強く持って臨んでいる姿に気付き、そのたびにとてもうれしく思っているそうです。「これ、絶対にいい物になる。愛される作品になるわ」と感じながら、日々演じていると言います。 そんな吉高さんをはじめ、多くの人の山がすぐそばにあってすごいなぁ空がすごく近くに感じます。作品への愛情がどんどん膨らんだ甲府でのロケたくさんの人の気持ちを大切にしながら精いっぱい頑張ります熱意が込もった作品の中で、この春から山梨の美しい風景が全国に届けられていくこととなるでしょう。 「朝ドラは長丁場。9月まで撮影は続きますが、一生に一度しか演じられない朝ドラのヒロイン。精いっぱい頑張ります。山梨の皆さんも期待していてください」 花子を育てた山梨に住む私たちも「花子とアン」を応援し盛り上げていきましょう。  04

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