ふれあい特集号vol.38(デジタルブック版)
15/24

やまなし造形遊び15検索エンジン01 甲府詳しくはwebで大会委員長林真理子さん(作家)実行委員長山本益博さん(料理評論家)エンジン01代表三枝成彰さん(作曲家) 昨年初めて山梨に来た時、私が暮らしているドイツの村にとても雰囲気が似ていると思いました。植物も何もかも違うのですが、『空気感が近い』と感じたのです。 みんなが普段何気なく歩いている所に私が3Dイリュージョンを創ることによって、『あっ、いつもと違う』という発見をしてもらいたいのです。 日本ではこのような3Dストリートアートに触れるのは初めてという人もいるのではないでしょうか。多くの皆さんに私の作品を見ていただき、体験してほしいです。 私が暮らしているのはドイツの小さな村。わが家の裏には森があり、そうした環境の中で過ごしているので自然界からヒントを得ることが多いです。どこの国に行っても、滞在中に周りの様子を見たり写真を撮ったりして、その中で自分の考えをまとめて、出てきたアイデアを創作に生かしています。 精神的にも肉体的にも100%以上の力を注いでいます。ですから作品が完成した後はフルマラソンを走った後か、それ以上に心身ともにやり切ったという状態になっていると思います。 山梨に来て最初に富士山に行きました。富士山から生まれるきれいな水。多くの木々により浄化された空気。そして氷穴や風穴などの洞窟や岩肌。これら富士山の魅力の全てを今回の絵のベースとしました。また、昇仙峡で目にした水晶も描きました。今回の作品は、このように私が強い印象を受けた山梨の素晴らしい自然から得たアイデアを表現したものなのです。山梨の印象は?作品のアイデアはどのようにして?創作に取り組む姿勢は?今回の作品と山梨の自然に対しての想いを!なぜ、街の中に3D作品を?※観覧・受講には事前にチケットの購入が必要。エンジン01文化戦略会議 オープンカレッジ in 甲府 国文祭終了後も、山梨では文化のビッグイベントが続きます。 さまざまな分野の表現者・思考者たちが、日本文化のさらなる深まりと広がりを目的に参集した「エンジン01文化戦略会議」。オープンカレッジでは「甲府収穫祭」と題して、山梨県出身の作家・林真理子さんをはじめとする、各分野の第一線で活躍中の100名を超える会員が山梨に集い、およそ100の講座やシンポジウムを開催します。期間 :11月29日(金)~12月1日(日) 会場 : コラニー文化ホール、山梨学院大学 など富士の国やまなし国文祭特別記念事業「富士山への賛辞」 この作品は国文祭の期間中、県立美術館と文学館の間の広場で公開しています「富士山への賛辞」 この作品は国文祭の期間中、県立美術館と文学館の間の広場で公開しています制作は夕刻から深夜にかけて行われた

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る