ふれあい特集号vol.36(デジタルブック版)
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  02心潤す自然と地域の温かさ 〜山梨の魅力〜思い描いていた田舎の風景の中に念願だった自分の店をオープン雄大な八ヶ岳の麓で古民家レストランを経営少子化と県外への人口流出が続く山梨県では、地域の活力低下を食い止めるために、定住人口の確保に取り組んでいます。山梨の風景も食べ物も大ファンで、月に1度は訪れているというフリーアナウンサーの高島彩さんが、山梨に惹かれて移住してきた皆さんを訪ね、その魅力を伺いました。フリーアナウンサー高島 彩(たかしま・あや)さん1979年2月18日生まれ。東京都出身。2001年フジテレビ入社。看板アナウンサーとして、報道から情報・バラエティーまで幅広く活躍。特に「めざましテレビ」のメーンキャスターとして国民的人気者に。2010年フジテレビ退社。2011年フォークデュオ「ゆず」の北川悠仁さんと北杜市小淵沢・身曾岐神社にて挙式。現在はフリーアナウンサーとして活躍中。やまなし発展の芽▲大好きな八ヶ岳をバックに定住促進 古民家が多く残る北杜市大泉町谷戸地区に昨年5月オープンした「ふらここ食堂」。ここは、東京でシェフをしていた高橋昭浩さんと奥さまの純子さんが、足立区から移住してきて営むイタリアンレストランです。築160年の古民家を改修した趣きのある店舗兼住宅です。 店内に足を踏み入れた高島さん。小石が敷かれた土間で立ち止まり、ぐるりと辺りを見回すと「歴史ある古民家に、アンティークの家具や小物がピッタリとおさまって、とてもいい雰囲気ですね」と、にっこり。続いて案内された2階は開放的な畳敷きの部屋。「山梨にはよく来るんですが、こんなに素晴らしい風景は初めて。本当に良い眺めですね。時間はゆっくり流れているけど、ちっとも退屈じゃない。このままずっと外を見ていたいくらい」と、窓の外に広がる山々を澄んだ瞳で眺めていました。

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